141.子供たち
後書にブランの人型のイメージイラスト載せてます…
イリィと部屋を出て居間に入ると一斉に私を見る。
?何か…?
ファル兄様のシア兄様はプルプル震えながら上を向いてるし、ベル兄様は目を輝かせて私を見ている。
ハクもしっぽをぶんぶん振ってるし、ブランは人型のままシア兄様のお膝に座って目をキラキラさせて。
ナビィはどこと無くドヤ顔かな?
なんか嫌な予感がする。
イリィが
「何かあった?」
「…」
なぜ誰も答えないの?ハクはしっぽバンバンしてるし、ブランはもうウキウキって顔。
「う、うん…そのな。アイル君の可愛い話を少しばかり」
ファル兄様が答える。
「えっ?アイの?僕も聞きたい」
「イリィ、ダメ。ナビィ、なに話ししたのか後で聞かせて!」
『一緒に温泉入ろ!そこで話すよ』
「それがいいな。私も入りたかったし」
シア兄様まで…。
「いいな…アイル君の体も見放題だな」
見放題じゃない。
「皆んなで入ろうかね」
イリィもいいんだ?
「私は少し疲れたから…」
「アイ、温泉の効能は疲労回復だから大丈夫だよ」
そうだった。効能は疲労回復、それにしても…私に決定権はないのな。
結局皆んなで脱衣室に移動して温泉に入ることに。
で、なんで皆さん私の方見てるのかな?一瞬で脱いだ後、私をガン見してるし。
イリィも、自分で脱げるから。だから…、はい。もう下履きまで脱がされるの恥ずかしいよ。小さな子供じゃないのに。
それをまた皆が私を見てるし…。
脱衣室を出て洗い場へ。するとそこにブランとナビィ?
人型になれたの?まだ無理って…。
そこには見た目6才くらいの女の子がいた。黒髪で前髪パッツン、後は腰まである。濡れたような大きなパッチリ黒目。細い手足に白い肌。ストンなお胸。幼女かな?身長も100セル(cm)くらい?
私を見つけた2人はそのまま突進してきて腰にしがみついた…。こらこら、背の高さが違うからちょうどブランの顔のすぐ下に私の下腹部があって…ナビィは見上げると私の下腹部が見えて、抱きついたまま不思議そうにマジマジと見てる。
あ、こらナビィ。匂い嗅がない。ブラン触らない。ナビィもツンツンしないの!
そんな状態の中、明らかに挙動不審なファル兄様たち。シア兄様はブランを、ファル兄様とベル兄様はナビィをガン見してる。
いや、目線は私の下半身?うわぁ…やめて、恥ずかしい。
ツンツンサワサワされて少しね、…。だから見ないで…。
真っ赤になって俯くとイリィが後ろからそっと私の下半身を手で隠してくれた。隠して…くれてるよね?あ、握らないで…。
ブランとナビィを腰にしがみつかせたまま、椅子に座らされる。2人はそのまま膝をついて両脇から私の腰ににしがみついて太ももに頭を乗せて甘えている。そんな姿はとても可愛い。さらに大きな目で上目遣いとかね…。
可愛すぎて悶絶しそう。私は別に子供にそういうことをしたくなる性癖とかないよ?ただひたすら可愛いだけ。
2人の頭を撫でてあげると手にキスしてくる。
イリィが肩からお湯を掛けてくれる。私は2人の肩からお湯をかける。イリィに体を洗われている間に私は2人の体を洗う。小さくて細いな。
あ、それは大丈夫だよ?2人してお尻を私に向けなくて。だから2人してお股広げて見せなくても…。ナビィは女の子なんだから。
「ナビィ女の子!」
言いながらカパッと目の前で足を開かない。私の頭押さえて自分の股に入れない…。うん、女の子だね。
ブランも私の手を誘導して…。
「触って!」
いや、ここではね…?だからお尻を引っ張って中を見せなくても大丈夫だよ。
「見える?」
ブランちゃん…見なくてもちゃんと洗えるからね?
少し離れた所から
「「「可愛い…」」」
誰?うわ…皆んなで目をランランと輝かせて見てる。
「ナビィはアイリの6才の頃だよ!」
いや、私そんなに可愛くなかったよ?
「「「「……」」」」
「ナビィはアイの6才の姿?」
「うん!」
イリィのスイッチが入った。ナビィの全身をガン見…恥ずかしいから。
金髪の美形と黒髪の美幼女…危険すぎる。イリィがナビィにキスしようとしてナビィにダメ出しされてる。私に正面から飛びついてキスをする。そのままピタリと体をくっつける。向かい合ってお膝抱っこ状態。
お互い裸だからね…良くないと思うよ?あ、こらそんなにひっつかないよ、だから触らない。
「アイリ…」
「ナビィ、人前でそんなに触ったりしないよ?」
「なんで?」
「恥ずかしいよ…」
「大丈夫だよ?だってね…アイリのは…ほどほどだし?」
ナビィ…それ以上言わないの。少しは気にしてるんだから。
「「「……」」」
目線を感じる…。うわ、ベル兄様ダメ、足広げないで。いや、もっと良く見せてじゃないよ。
自分のと比較しない…あ、ベル兄様は意外としっかりした大きさ?あ、いや…見えちゃって。
シア兄様も手で大きさ確認しないよ!イリィまで自分のと比べて…うん、イリィはけっこう立派だよね。
ブラン何してるの?ブランもお膝に乗りたい?だから…皆んな見てるからダメ。
「ブランもナビィも、初めては2人だけで…だよ?」
「なんで?」
「私が独り占めしたいから、ね?」
「「分かった」」
良かった。あのまま突撃されたら危険だ。
2人の髪の毛を洗って流してようやくお湯に入る。
入ってからも両脇から抱きついてきて私の体を撫でている。太ももも絡めてピトッとくっついて。大きな潤んだ目で上目遣いだよ?
周りはイリィの家族が囲んで目をキラキラ、いやギラギラさせてるし。時々太ももを撫でられてるような?でも誰か分からない。すると私の足を割ってイリィがそこに座る。腰に両手を回して。
犬もとい、狼のハクは背中からのしかかる。身動き取れないんだけど?
ハーレムなのか…これ?なんか体が熱い気がする…。
湯あたりしてイリィに横抱きにされて休憩室に寝かされた私。目が回るよ…。
囲まれてるような?さすがに湯あたりだから腰に布をかけただけのまぁまぁ霰もない姿。
恥ずかしいけど起き上がれない。イリィが口移しで冷たい水を飲ませてくれる。
それを見てブランもナビィも…。
兄様たちはイリィに排除されてるよ、良かった。恥ずかしいからな。
と思ったらブランが布を取り去る。
「熱いなら裸がいいよ?」
分かってるけど恥ずかしいから…。布を取ろうとしたらイリィに手を握られた。あの、隠していいかな?
ふう、刺激的なお風呂だった。さすがに疲れたからお腹が空くんだよな…。
ガッツリお肉食べたくなってバーベキューにしたよ。
お肉もお魚もお野菜もスープもあるからね!
私はお肉多めでお野菜とスープ。たくさんは食べられないから。
皆んなもりもり食べてた…凄いな。そして夜。
今日はブランとナビィが私を独占すると言うのでイリィは自分の寝室で。私も自分の寝室で。
ファル兄様たちは休憩室にそれぞれ別れて寝ることに。
ブランとナビィはその、一緒でいいの?あと、ナビィはさ、無理だよ?さすがにね…。
「ナビィ、その大きさだとやっぱり難しいよ」
ナビィは目を潤ませて
「やっと会えたのに…やっとアイリと交われると思ったのに…」
その目から涙が溢れる。
「でもナビィの体が心配だから…」
「大丈夫だから、お願い」
「本当に?」
「うん」
「分かった。あんまり痛かったらちゃんと言うんだよ?」
「…?うん」
私を追いかけて世界を超えたんだもんな…。大切にしないとな。ナビィの顎に手を掛けてキスをする。
この後、私の盛大な勘違いだと気が付いて赤面するのだけど…あぁ恥ずかしい。
「ブランが先な?」
「うん、待ってる」
頭を撫でるとベッドの縁に腰掛けて見学モード。
「見られてると恥ずかしいよ?」
「アイリのことはたくさん知りたいから…」
「僕は構わない」
「分かったよ…」
ブランが抱きついてきて上から熱烈なキスをする。少年だからなんかね、また違うだがドキドキがあるね。
裸の体が密着する。
耳元でブランが
「ご主人様が魔力を流してね?」
「ん?魔力」
「うん、交わるから…」
上目づかいで見るブラン。
あれ?私は何か勘違いをしているの、か?交わるって魔力だけ?あれ…めちゃくちゃ恥ずかしい。ハクとのイメージで交わるのはそういうことだと思ってた…そうだよね、だってこんなに小さいのに。
う、さぁ気を取り直して。
「ご主人様…体が熱いよ…早く…魔力を」
目を潤ませて私を見上げ
「一つに…魔力を交わらせて…」
私はブランの体を抱えてゆっくりと魔力を繋げていく。
「あっ…ふぁぁっ。う、うん…」
「ブラン、大丈夫?」
「うん、ご主人様を感じて…あっ…うん。こんな感じなんだね…僕は初めてだから」
ブランは目に涙を溜めている。なんか、この会話だけ聞くといけないことしてるみたいだよ。
「大丈夫?」
「うん、嬉しい。僕…ご主人様のこと大好きだから。ずっとずっと想ってたから。願いが叶ったよ…もっとたくさん…魔力を…して」
しがみついてくるブランが可愛くて…嬉し涙を流すブランはとても幸せそうに笑っていた。
2人で脱力して横たわる…ハクとの時はハクが魔力を調整して交わらせていたから心地よかった。でも私はまだ下手だからブランにも心地良さより不可思議な気分にさせてしまったかな。
「もう一度…」
「でも…ブランが、大丈夫?」
「今度は僕が…」
うん、なと言うか…豹変かな?少年のブランがそこからは俺様なブランになって私は翻弄されたのだった。
「可愛いね…ご主人様は。ほらこんなに…もっと?ふふふっほら、(魔力が)交わってるよ。ねぇ、どうして欲しいの?ちゃんと言って?僕の(魔力)が欲しいの…ふふふっ可愛い…」
ドSだった。魔力循環にドSは要らないと思う。
満足してベットの端で眠るブラン。するとナビィが飛びついて来た。
「次は私ね!」
そのまま押し倒されて上からのしかかる。ナビィのキスはそのまま犬仕様で本当に激しい。舌を絡めるのも匂いを嗅ぐのも。脇とか首とか股とかお尻とか。
嗅いでから舐め回す。もうね、全身。最後に下腹部を撫で回して舐め回して…。
「(魔力)入れて!アイリ」
そう言ってカパリとお股を広げる。えっとね、ナビィ。交わるのは魔力だけだからね?お股開かなくていいよ。
「早く…アイリ、15年も待ったんだよ?」
だからナビィ、言い方!交わるのは魔力だよ。私はまだ上手に出来ないから、覚悟を決めてその小さな体を抱き上げてゆっくりと魔力を繋げていく。
いくらナビィの準備が整っていても初めてだとうまくできないから、ゆっくり…って思ってるのに。ナビィは魔力をぐいぐい引っ張る。
「違和感ない?」
「ん…平気。だってアイリ(の魔力)と…ぐすっ」
やっぱり辛いんだ。でもナビィは止まらず魔力が強引に繋がる。細い肩を震わせて耐えているのが健気で可愛くて。そのまましばらく魔力を動かさずにいる。泣きながらナビィは私にしがみつき、掠れる声でもっと…と言う。でも…。
「気持ち良くなって。ナビィの体で…」
そっとナビィへ伝える魔力を緩める。それを繰り返していくとナビィの表情が変わる。
「ん、ん…あっ…うん、ん…ん、アイリ…(魔力が)気持ちいい」
しっかりと体を抱きしめているとあっ…と小さな声を出してしがみついて来て体を震わせる。
目に涙を溜めて
「アイリは…まだ?」
うん、いやだから言い方。それに魔力が動いたらナビィが辛いからね、馴染むまではゆっくりだよ。
「大丈夫だから…お願い。アイリ(の魔力)が欲しい」
そんなこと言われたら…ね、でもねナビィ…だから言い方。まるで体が繋がってるみたいな言い方やめようね?魔力だよ、繋がってるのは。
「もっと(魔力)交わりたい…」
私はナビィの背中をベットに降ろして体を抱えて…。
「うん…アイリ…うぁ、ん、ん、ん…あっ…」
アイリは私にしがみついて泣いている。魔力循環て、すごく心地良く感じるんだよね。でもね、言葉がね…魔力だけなんだよ?繋がってるの。なのにね、凄い背徳感。
「やっとアイリ(の魔力)を私の中に…ずっと願ってたから。嬉しいよ。キスして、たくさんたくさん。そしてもっと抱いて…」
魔力循環な?
その後はナビィに全身また舐められて…魔力が繋がって交わって…。真夜中にやっと眠くなったナビィと寝ているブランを抱きしめて眠った。




