伝説の金属と初のガチバトル
昨日はちょっとびっくりしたな。
けどあんな綺麗な刀が手に入った。
どうせなら同レベルの遠距離攻撃手段を用意できたらいいな。
難しいけど。
そのためにも、素材集めだな。
ということで早速…てん
「ぐぅぅぅうううーー」
ああ、昨日昼も夜も飯抜いたんだったか。
先飯だな。
取り出したのは、ドラゴンの肉の串…それを魔法で遠赤外線を出してじっくり焼いていく。
いい匂い。
そして、ストックしてあるポテトとリンゴ、ももを出して、朝食準備完了。
もういちいちもどきとか言うのだるい。
そろそろ別のものが食べたい。
調味料は塩と胡椒と香草類。
食材が肉と魚とじゃがいもと果物。
うん。飽きた。
まぁ耐えるしかないんだけどね。
多分もう余裕で人の街にまで出れるけど、そこで欲しい食材が手に入るかわからない。
今の目標はあくまであいつを殴ってやることだ。
少しでも早くね。
だから寄り道はこれが終わってから。
我慢だ。
[チャチャっといって帰ってくればいいのに]
そっそうだけどね。
まだいろいろと準備がね。
[はいはい]
まぁそれは置いといて。
昨日の続きから始めよう。
ちょうど食べ終わったし。
ストレージってなんかスキルでもないし、魔力使ってる感ないんだけど、万が一開かなくなったら困るので月夜だして、腰に携えて、改めて
「転移」
あっという間に昨日の場所へ。
やっぱり魔力は使えない。
どうやら魔力を阻害していたアダマンタイトが復活してしまったようだ。
まぁそのおかげで魔物も見ないし、楽ではあるんだけどね。
ちなみに全部採掘すると、魔法が使えるようになった。
まぁここにはもう用事がないので前は進む。
しばらく進むと、
「ああ、アダマンタイトエリアは抜けたみたいだな」
探知機能が復活。
そうそう、昨日は思いつかなかったけど、もう一つの対策として、魔素を直接操ればいいんじゃないの!と思って、やってみてはいる。
けれど半径一ミリ範囲の円の中に魔力を細分化して魔素にして、循環させることぐらいしかまだできない。
結構前から魔素の有用性に気付いてたけど練習してなかったからね!
この操作は今までの精密操作の難易度を軽々超えてきた。
司考フル活用でも厳しい。
なんせ、神でも操れないらしいし、出来んのは最高神たちらしい。
まぁ完璧にできるのはゼウスの野郎だけ。
だてにに全知全能やってないな。
まぁこれのおかげでまだまだ成長できることと、まだまだゼウスの野郎には届かないことがわかった。
時間については魔素を操れても止めるか、進むしかできないみたい。
だって、いくら万能粒子でも元あった場所に正確に戻れるような力はないもの。
しかも指定した範囲にある物質と生物、その記憶までも一緒に…。
ゼウスでもできないみたいだし。
閑話休題。
魔力と、神力の精密操作の訓練に加えて魔素操作も追加だな。
とりあえず探知を使って進んでいく。
やっぱり引っかかるのは500メートル地点。
けれど今回違うのは魔物の反応が多いことだ。
そしてこっちに近づいている。
ん?近づいてる!はぁあ!
これだな。
ここでの嫌がらせ!
なんせ、ドラゴンの気配がおおよそ3000超えていて、その全てが近づいてくる。
しかも下で戦ったようなドラゴンじゃない。
魔力量が多すぎる。
最初に見えたやつを鑑定してみる。
グレードドラゴン
レベル1304
筋力9046
体力10001
知力605
耐性8964
敏捷6934
魔力10046
なかなか強いな!
そして、おもった。
ドラゴンレベル1300台でこの能力なのに僕その少し上のレベルでこの10倍近いステータスなんだけど?
どんな成長率?ヤバいな!
ここ最近の戦闘でまた上がってるだろうし、これ倒しきったら、また大幅にレベルアップするんだろうな。
正直これを全て相手だったらどんだけ時間がかかるかわからない。
超面倒。
魔法使えるしね。
[ドラゴン三千匹が面倒って]
まあまあ。
それよりいかに楽して勝つかだな。
またやるかあれ。
そう、アダマンタイトのときやった広範囲情報処理。
その情報をもとにドラゴン頭にあの魔法をスパーキングだな。
ということで、風を纏って浮かび上がり、ドラゴン達を真眼で見据える。
ああ、やっぱり痛いな。
そして司考が頑張っている間に、並列思考で魔力を精密操作し、ドラゴンの上に黒雲を発生させる。
その雲の周りには紫の雷が走っている。
「うん、正確にとらえた」
その瞬間僕は雷を千匹のドラゴンに向けて放つ。
「紫電定射」
正確に紫の雷の柱がドラゴンの頭のみを爆散させていく。
紫電の雨…。
あれから一番使っていた魔法で操作にも慣れている。
流石にいっぺんに全ては無理だった。
ということであと二回、繰り返す。
「ふぅ、ふぁ、ぁああつかれた。頭めっちゃ痛い。流石にちょっと休むか」
[マスター、大丈「レベルアップしました。レベルアップしました。レベルアップしました。レベルアップしました。…」
藍が何か言おうとしていたがレベルアップの音声で消された。
これって藍が言ってるわけじゃないんだ。
天の声でもないみたいだし…よくよく考えたら気持ち悪い。
十分ぐらい続いたが、まだやまない。
頭痛いのに、頭に音声響かせんなよ!
それから三十分後。
「やっと終わった」
[おつかれ、マスター]
[ありがとう。わざわざねぎらってくれて]
[いい。私の最近の役目はこれぐらいしかないみたいだし。人工知能より速い演算してるんだからね。マスターは]
ちょっと怒ってる?まぁいいか?
[よくはないわ、まあ、落ち着いたなら採掘しましょう。ここでは何が出てくるかしら]
おっとそうだった!
さっきのドラゴンラッシュと、レベルアップの音声三十分耐久と頭の痛みで忘れてた。
てかなんでこんなレベル上がったの?
[ちょっと考えればわかるわ、マスター、最初に言ってたじゃない。レベルあんま変わらないって。そんなのを3000も倒した上に超成長スキルでしょ]
そういうことか。
ちょっとステータスが化け物すぎてレベルの方気にしてなかった。
確かに納得。
これでまた上がってんのか、ステータス。
けど、おかげで頭痛いのが和らぐかも。
とりあえずドラゴン達をストレージにしまって…。
採掘だ。
鶴橋を出して、あ、これも手にもっとくか。
とりあえず採掘開始。
出てきたのは…
オリハルコン
合金にすることで化合する金属のさまざまな性能を飛躍的に上げる。また、これ単体でも魔力伝導率も硬度もミスリルやアダマンタイトより勝る。
よし、よく聞くファンタジー金属のが揃った。
けど、これだけじゃまだ足りないな。
今までの法則ならあと3つは別のものがあるっぽいし、この先にかけてみるか。
じゃあ全て掘り尽くしてとったときどうしよう。
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特に邪魔もなく掘り終えた。
うん。よかった。よかった。
[普通あんなにドラゴン、しかも上位種きたらこの世の終わりだからね]
まぁ僕だから大丈夫だったみたい。
ちなみに掘るだけだと時間がもったいなかったので、並列思考で、金属の原子構造の解析も行っている。
これ、結構時間がかかる。
まだ全然終わってないや。
とりあえず一旦中止。
この先に、あれ以上の嫌がらせがあと三回もあると考えると嫌になる。
そして、ちょっと不安。
さっきのやつも結構キツかったしね。
考えても先のことがわからないのでとりあえず進む。
また500メートル地点で異変があった。
ちなみにこの場所に来るまでの間は、特に問題もなく進めた。
さっきのドラゴンが数頭で襲いかかってくるだけだし尖琰で瞬殺。
で、異変が何かというと、はぁ、アダマンタイトエリアと同じで魔力が阻害、いや完全に遮断されてる。探知は使えない。
「仕方ない。また同じ方法でやるか」
そう考えた瞬間…。
「「「グオオオオオ!!!」」」
「…!!」
複数の咆哮があちらこちらで聞こえる!
しかも魔力は完全に使えない!
「ちょっとやばいかな」
こんだけステータス高ければ大丈夫だと思ったんだけどなぁ。
流石に魔力なしでさっきの相手にするのはきつい。
とりあえず迎撃のために準備をする。
腰の月夜を鞘から抜いて、脱力。
僕が分析した結果、自分の能力に最も適したのは、あの、上泉信綱の新陰流。
心技において構えをなくし、攻め、守りを一つにした、無形な位。
自分の能力、スキルだと、これが一番いい。
超感覚、超反応、司考を利用し、相手の攻撃に合わせて返していく。
正直ぶっつけ本番。
もう一つある。
これは僕が独自で開発した刀術。
いや?暗殺術?
通常この技は魔力があることで使えるが、ぶっつけ本番で別の方法を取る。
まずこれは自分から攻める。
というより守りを完全に捨てた攻めの型。
気配操作と影纏で完全に気配を消し、影分身で相手の意識を逸らす。
その間に自分の体全体を使い、最高速度で抜刀しながら相手の弱点を狙い太刀で叩き斬る。
その勢いを殺さず、空中に魔力で足場をつくり次の相手へとそのまま突っ込む。
これを繰り返す。
この技はバレたら終わり、リズムが崩れたら終わり、だけど、当たれば必勝のハイリスクハイリターン技。
で、魔力がないからできないと思っていたけれど、解決方法をさっき思いついた。
正直めっちゃくちゃ頭を使う。
そもそもこの技は超感覚、真眼で得た情報を司考で光速分析して次の行動計画をたてる技。
コンマ1秒でとんでもない量の情報を処理しなければならない。
で、一番重要な魔力足場の代わりは、時空間操作で作る。
それには僕は時空間操作を他の動作と同時にやらなければこの場では使えない。
時間操れるのなら簡単に仕留められるじゃん。
そう思うかもしれない。
時空間操作はついさっきから練習していたから使い勝手は知っている。
僕の力じゃせいぜい一辺10センチの面ぐらいの指定した空間を1秒感だけ止めることしかできない。
うん。足場だよね。
しかもこれにはめちゃくちゃ精密な操作が必要。
これを相手の行動を分析しながら気配操作をしてやらなきゃいけない。
しかも今回は影纏も影分身も使えない。
まぁ身体強化は使えるみたい。
今回は二つ目しか使えないな。
何故かって?
いまこんな考えをしているうちに敵さんが鑑定できるところまで来てるのが見えたからだ。
エンシェントドラゴン
レベル2064
筋力20693
体力30694
知力4069
耐性30964
敏捷10375
魔力40163
ステータスだけなら僕の方がまだ2倍ぐらい高い。
最後に見たステータスだけど。
ただやばいのが真眼で見えたエンシェントドラゴンが千匹を超えていたこと。
しかも奥の方が全然強い。
こんなの1匹ずつ相手なんてできない。だから二つ目の型。
見つからないうちに殺す。
なんか最近殺すのに躊躇いがないな?
冷静沈着の名残かな?
とりあえず、
僕は迷わず構えた。
「気配操作 無、身体強化、感覚強化、思考強化。初めて使うけどいけんのか?月夜、光吸収」
その瞬間、月夜は光を吸収し始めた。
結構たまったところで吸収を止める。
「魔素操作の練習しといてよかった。簡易的でも使えるなら発動すんのか」
そして吸収したエネルギーを変換して刀身に纏わせる。
正真正銘の本気。
大丈夫、死にはしない。
あとはいかにうまくできるか。
ステータスはこっちが上なのだ。
武器も強いし、強化済み。
「さぁやるか」
初めて、本気の戦闘を開始する。
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僕は地面を思いっきり蹴り、空中に飛び上がる。
そして、とりあえずさいしょのドラゴンの首を斬り伏せる。
上がる血飛沫。
気にしている暇はない。
今僕は空中にいる。
その場で空間固定で足場を作る。
蹴り、自由落下の速度も加えて次の標的へ。
地面に向かいながら、首を切る。
着地と同時にまた次の敵へ。
ここまでわずか5秒。
本気の身体強化とさらに速くなった超反応によりステータス以上の速さで立体起動をこなし、次々と斬り伏せていく。
気配は消えているがいつバレるかわからない。
また、仲間がやられていくのを見て、おおよその場所を悟られ、広範囲全滅のブレスが使われたら厄介だ。
さっきからドラゴンがブレスをあちこちに吹きはじめている。
足を地面につけるのもハイリスク、その結果僕は身体操作を駆使して足音を完全になくし着地して、演算しながら、1番はやく敵を殲滅できるルートでドラゴンを斬っていく。
僕のまだ拙い型では不安なので、技の神髄もフル活用。
身体のあちこちが痛い。
頭が焼けるような感じがする。
しかも、超速の中攻撃をし続けるから体感時間も長く感じる。
思考速度がどんどん速くなる。
より深く集中していく。
けれどもう、きつい、やばい。着地するたびに今までの負荷により、足に激痛が走る。
それを無視して踏ん張り、踏み込むとさらに痛みが走る。
熱い。痛い。
一瞬気が抜けた。
その瞬間ドラゴンが適当にふったのであろう尻尾が迫る。
僕は瞬時にそれをかわすために急遽足場を空間に作る。
頭に激痛が走る。
痛い。
精密な演算を繰り返して動いていた中でのイレギュラーへの対応だ。
頭に激痛が走るのは当たり前。
並列思考をフル稼働させて確実にイレギュラーにも対応していく。
頭が痛い。
速く終わってくれ、そう感じ続ける中でも、さらに集中力の深化、思考速度の高速化、並列思考の細分化が進む。
そうした中で余計な感情が消えていく。
痛みを感じなくなっていく。
やばいなぁ。
そう思うけども今はありがたかった。
どうせ死なないんだなるようになれ、それが僕がこの戦闘中に頭の中で思った最後の感情。
そして、
プツン…
久しぶりのこの感覚。
突如、無心になった。
その瞬間、頭がクリアになった。
無駄な全てを消して、的確な攻撃のみを演算しながら繰り出す。
それからおおよそ5分ほどたったあと全てを殲滅し終えた。
そして僕は意識を手放した。
戦闘描写って難しいですね。
特に本人目線だと動きがうまく表現できない…。
それと多分これ以降でピンチ?になるのはゼウスと戦う時くらいです。
たぶん…。