リュイとシィナ
詩姫の正装の瑠璃色のドレス(涼しい)に着替え、お使いの物を渡すためシィナの部屋の一つに行く。
そしてリュイは、
「えっぇぇぇぇええええええ!!!!!!!!」
素っ頓狂な声を上げる。
「どうしたのぉ」とニコニコ顔でシィナが尋ねる。
「だって、だって、その歌姫の服着ているのライラさんとミィナちゃんじゃない」
「あっ、そのこと?えっとぉ、ミィナちゃんは、肉親いない&適正ありだから、歌姫の祈りで歌姫になるの。ちなみに、リュイの隊ね。ライラは、もともと、私と同期でこの度の事件で巫女魔法を極め詩姫を目指そうと復帰するんだって。ちなみに私の隊。」
と微笑む。それを見たライラさんが
「第壱部隊に、所属することになりました。ライラ・セルト・ミセイです。第5修練まですんでいます。よろしくお願いします。」と一礼。
「第1修練まですんだ事になっています。第九部隊に所属されました。ミミエル・ミィナ・ストラです。リュイ様よろしくお願いします」とミィナちゃんが、かわいい、舌足らずな声で大人びた事を言う。
「えぇとぉ、こちらこそ、よろしくお願いします。」
たどたどしく、ぺこりと頭を下げる。
「そういえば、リュイ。お使いきちんとしてきた?」
「えっ、あっ。うん。はい、どうぞ。」袋ごと渡す。
「ありがとう。リュイ。
仮想破壊 第一番 獄姫の祈り うつろう物は全て塵に 発動」
石油で作られたビ二ール袋が、塵になる。
「シィナ様、ビニール袋を詩で破壊しなくても・・・・・。」
「日常でどんなことでも詩を唱えることで訓練してるの。」
「・・・・・・。そうなんだ。」
「うん?まさか信じた?面倒だっただけよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり。」