表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界戦争 デス・ファンタジー・サガ  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/14

マーク3

「喜べお前達!」


 ある日の朝、いつも通りリーダーのテントへ入ると、入るなりリーダーの獰猛な肉食獣の様な笑顔で迎え入れられた。


「何かあったのでしょうか?」

「ああ。どうやら新たな武器が開発されたらしい。その武器が、今日届いたそうだ。それに伴い、我々も攻勢に出る事になる」


 リーダーは突撃が大好きだ。だが、前線では当然突撃なんてしたい奴はほとんどいない。だって、どう考えても危険だから。壁も何もない敵陣へ向かって突撃すれば、敵の弾にさらされる。当然、当たればほぼ死ぬ。そんな突撃を喜ぶのはリーダーくらいだろう。まあ、現在リーダーになっている人たちは、何回もそういう経験を得てリーダーという地位に立っているのだから、ランクを上げたいなら突撃が一番の功績稼ぎとなるのだろう。


「新しい武器って何でしょうか?」


 新人が、興味津々にリーダーに聞く。新人はまだリーダーの事をよく知らないからか、恐れずに聞いているが、俺は不用意に話しかけたくないくらいにはリーダーの恐ろしさを知っている。


「いい質問だ。だが、俺もまだ見たことが無い。だから今から見に行くか」


 リーダーも興味があるのか、新武器を見に行くことになった。新武器はすでに前線の後方に準備されていた。見た目はただの大きな筒にしか見えないが、こんなのが新武器なのか?


「おっ、他のパーティも集まってきたな。新武器と一緒に来た奴がこいつの説明をしてくれるはずだ」


 しばらくすると、他のパーティのリーダー達が集まってくる。どうやら、全員で突撃するわけじゃなくて、いくつかのパーティでこの新武器を守りながら攻めるみたいだ。


「この武器の説明をします。この武器は―――」


 技術者らしい詳しい説明があったが、学の無い俺じゃ理解しきれなかった。とりあえず、あれが大砲と呼ぶ武器で、工兵のストーンブラストをさらに強力に強化してくれる武器らしい。

 それを守りながら敵陣へと突っ込むのが俺たちの仕事だ。これ、リーダーが自主的に参加表明した気がする。だって、他のパーティのリーダーの顔色が悪いから、きっと生存率が低い作戦に違いない・・・。その分、功績もでかいのだろうけど、うちのリーダー、人は一度死んだら終わりって分かっていないんじゃないかってたまに思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ