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ドン底鍛冶屋が転生して気づいたら、最強でした  作者: 高本 元史


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第二十五章 沙羅からのお願い

初めての小説です。温かい目線で読んで頂けると嬉しいてす。

アイディアがうかんでは、新しい小説を書いているので投稿頻度が遅い事をお詫びします。

学生ながら頑張ってます。読んでいただけると幸いです。

空が黄金色に染まる頃、両国の使者は帰っていった。

結局剛への依頼や沙羅からの情報を手に入れることなく言い争いかえっていった。


「一体何がしかかったのやら...」

と溜め息混じりに呟いた剛の横でセレナ、リシュアと藤堂が頷いていた。


「空気みたいに扱うやめてくれない?」

との沙羅の声で全員我に返った。


「すまん、疲れててスッカリ忘れてた。で、ここに来た用はなんだ?」

「藤堂から聞いたんだけれども、どんな素材でも製錬出来るそうね。」

と聞かれた。Yesと言うと見たこともない鉱物を2つ取り出してきた。


「なんですかこれ?」

とセレナが首を突っ込んできた。


「これはね、」

「これは黒鉄とアダマンティンだな?」

と剛が突っ込む。


「え、ええ。そうだけれど、なんでわかったの?分析・鑑定があるの?」

と驚きを隠せない沙羅だった。


しかし剛はそれを否定

「ん、いいや持ってない。ただ、鉱石系は『超越鍛冶』の恩恵で区別がつく。」

他は無理だがなと続けた。


全員口が空いたまま塞がらない様子で遠くを眺めていた。セレナは通常運転だったが。


沙羅は青い顔を横に振って気持ちを切り替えてから、ようやく声を発した。

「本気で言ってるの?!普通はそんな事無いのよ!」

と声が裏返っているのにも関わらず叫んでいた。


「そう言われてもな...」

「それが剛です!」

とセレナが胸を張った。


「何でお前が誇ってるんだよ!」

との剛のツッコミも華麗に回避しつつ、

「好きになってってしまったんですもの...」

と他人に聞こえないほどの小声で言い、頬を赤く染めていた。


しかし、一人だけその言葉を聞き取れた人物が居た。


リシュアだ。

獣人族の彼女は耳が良く、人間では聞こえないほどの小声でも聞き取れてしまうのだ。


セレナの言葉を聞いて頬を赤くしていたが誰も知る由もない。


♢ ♢ ♢


「で、なんでここまで来たんだ?」

と剛が問うと、


「そう、これで私の武器とペガサス《星矢》と私の防具を作って欲しいの」

とのことだった。

完結に向けて頑張って執筆していきますので、「面白い!」「続きを読みたい!」と思って頂けたら、ブックマークや評価をして頂けるとうれしいです!

モチベーションががあがると、寝る間も惜しんで執筆してしまいます。

これからも、よろしくお願いします!

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