第二十四章 新しい同郷者との出会い
初めての小説です。温かい目線で読んで頂けると嬉しいてす。
アイディアがうかんでは、新しい小説を書いているので投稿頻度が遅い事をお詫びします。
学生ながら頑張ってます。読んでいただけると幸いです。
白石沙羅は、元の世界ではペットショップの店長をしていた。
しかし、逃げ出した犬が火事を引き起こしてしまい、他の犬や猫たちを逃がしていたところ崩れてきた天井に押しつぶされてしまった。
長い眠りから覚め、目を開けると病院の天井ではなく広い青空が広がっていた。
「こ、ここは?」
『目が覚めたようじゃな』
「だれ、誰なの?ここはどこ?教えて!」
『ここは天界じゃよ。儂は神じゃ。汝は、ペットショップの火災でろ崩れてきた天井に押しつぶされ死んだのじゃ』
そんな...と沙羅はヘナヘナと腰をついた。
しかし、一番重要な事を思い出した。
「犬や猫たちは?どうなったの?」
『そう慌てずとも良い。あ奴らは元気にしておるぞ。そこでじゃ、彼らが儂になお前をテイマーとして異世界に転生させて欲しいと願ってきたんじゃ。どうしたい?』
ちょっと考えさせてと言い、思案を巡らせた。
「わかったわ。お願いします。ただし、チート能力付けてね。」
『ではゆくぞ、《転生》』
♢ ♢ ♢
そんなこんなから約2年がたったその間に二人の同郷者を見つけた。
そのうちの一人藤堂がこんな話を振ってきた、
「ヤベー面白いやつが居るぞ。一年足らずでグランフィール国王の専用装備を作るところまで出世しまくった奴でな。名前は鏡山 剛。《流星工房》って店を南門前でやってるらしい。後でそこに来いよ。俺はそこにいるぜ!またな!!」
と言って疾風のように走り去ってしまった。
「あそこまで熱弁するって事は相当仲がいいのか、自分よりも凄くてびっくりしているのか。まあ、会ってみれば分かるか」
と言ってペットであり移動手段であるペガサス《星矢》を呼び出した。
セイヤッという掛け声と共に飛び出していった。
時を同じくして《流星工房》では丁度藤堂が駆け込んで来たタイミンだった。
藤堂は特殊技『瞬動法』で店の外までマッハ5近くで森の中を駆け抜けてきた。
だが、衝撃波で周りに影響が出ないように自身の周りに結界を貼りながら移動する、魔素を大量消費しまくる荒技をやってのけたのだ。
だがこれが出来る理由は、転生者の中でも一握りだけがハイヒューマンと言う選ばれし者のみの境地に達しているからだ。
そんな事も知らない剛は2つの王国間の争いの間持ちに徹していた。
「我らがグランフィール王国がもうすでに注文を発注しておる!ガルマン王国は帰られよ!」
「いやいや、あなた達の方は長い事お世話になったでしょう。しかも彼等は、この国には根を張りたくないと申したそうではないですか?ならぜひ我が国に!」
「いや、俺は自由気ままに旅をしながら店を開くだけだ。どこの国にも根を張りたくない。だが、仕事はきちんと受けるぞ。勿論どちらの国もな!」
と宣言した瞬間、窓から射してくる陽の光が急激に強くなった。
「な!?」
ドアを勢いよく開け、剛以下全員が外に飛び出していた。
外では、ペガサスがゆっくり上空から降りてきていた。
ペガサスの羽が光を集め乱射していたがために、外が急に明るくなったのだ。
しばらくしてペガサスが着陸をし、その背中から一人の二十歳ぐらいの女性が降りてきた。
その女性こそが、白石沙羅その人なのだ。
「さっきはありがとうね〜。藤堂。ちなみに誰があなたの言っていたのって誰?」
と皮肉げに沙羅は言ったが
「おうそれはな、」
と気づかずに藤堂は続けたが
「俺だ。鏡山剛だ。よろしく」
と遮られてしまった。
「ええ、よろしく」
と沙羅も返しつつ握手をしていた。
遮られた藤堂は少し不服そうな顔をしたが、すぐに切り替えた。
そんな会話を余所につい先程まで言い争っていた両国の使者とその護衛は開いた口が塞がらない様子だった。
その原因は、沙羅が乗ってきたペガサス《星矢》だった。
「「あの、大変無礼なのは承知なのですが、」」
「この馬は、、、いや、この生き物は、」
「あの伝説上の生き物、ペガサスでしょうか?」
なんて、仲良く質問してきた。
「ええ、そうですよ。」
と返した沙羅も沙羅だが、時すでに遅し。
「「ぜひ、」」
「グランフィール王国に」
「ガルマン王国に」
「「どこで手に入るか教えて下さい!」」
また、別の意味で争いが勃発した瞬間だった。
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名前:白石 沙羅 種族:ハイヒューマン(転生者) 職業:テイマー/ビーストマスター
年齢:17(外見年齢)27(実年齢) レベル:42
HP:2,150/2,150 MP:1,200/1,200 STR(筋力):44 VIT(耐久):39 DEX(器用):72
INT(知力):75 AGI(敏捷):51
《幻獣契約》SS伝説級生物まで契約可能/感情同調
《神域テイム》S神話級の生物に一時従属権を与える
《連携統御》A複数の契約獣を同時制御可能
《獣語理解》S全魔獣の意思疎通が可能
《共闘機動》A契約獣との連携攻撃が必ず補正
完結に向けて頑張って執筆していきますので、「面白い!」「続きを読みたい!」と思って頂けたら、ブックマークや評価をして頂けるとうれしいです!
モチベーションががあがると、寝る間も惜しんで執筆してしまいます。
これからも、よろしくお願いします!




