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第28話 マグダレン島、黒犬との出遇い

マグダレン諸島は5つぐらいの島の総称のようであるが、夫々に名前が付いてるかは知らない。マグダレン島と言えば、手前の最大の島を指すのであろう。そのマグダレン島に来島するのが1日遅かった。何と今日までで、今シーズンの島の観光施設はクローズとの事。

 レンタサイクルで島内一周の予定をしていたのが根本的に狂ってしまった。『無計画の計画』でいつも行き当たりばったりの旅を楽しんでいるのであるが、時にはこのような失敗もある。バスもないので徒歩しか手段はない。

 大きな荷物を背負ってのバックパッキングもきついので、連泊して2日間身軽に歩く事にした。

 洗濯物も少し溜まってたので、コインランドリーを探してみる。地元のおじさんに遇ったので、訊いてみた。


"Excuse me. Is there a Coin Laundry near here?"


"?......Coin Laundry?"

"Yes. Coin Laundry."


"Laundromat?"

"...,Yes."


"Coin Laundry" では、通用しないようだ。”Laundromat" なら、洗濯屋かな? 下着、靴下、Tシャツがメインだから、コインランドリーでなきゃまずいんだけど。

 教えられた場所はすぐ近くだった。そこには日本のコインランドリー店にあるのと同じコイン用の洗濯機、乾燥機が並んでいた。良かった。


 マグダレン島。2日目。

 自転車がないので軽い身なりで南西方面に歩いてみる。海岸沿いに歩いたが実に良い景色だ。途中から真っ黒い飼い犬が付いてきていつまでも離れようとしない。人懐っこい犬だ。

 海岸は至る所浸食されて大きな穴が空いている。浜辺の一本道に出た所でレストランを見つけたので入ってみた。黒犬は暫く入り口付近で忙しなくウロウロしていたが、やがて見えなくなった。


 レストランではシーフードのオムレツを勧められたのでそれを食したがなかなか美味であった。

 黒犬と別れた後、浜辺を1人で歩いた。1人で浜辺を歩くとJanis を思い出す。(まだ君に恋してる?)


 マグダレン島。3日目。

 今朝は昨日とは一転、天気は良くない。昨日とは逆方向、北東方面に歩いてみる。

 驚いた事に途中から昨日の黒犬が又付いて来た。昨日とは逆方向なので別の犬かなと思ったが、遇ったとたんに思い切り飛び跳ねて歓びを表現する上、いつまでもじゃれ乍ら付いて来る。これはもう昨日と同じ犬に間違いない。


 折り返し点のピクニックエリアではビーチに降りて歩いた。黒犬は相変わらず楽しそうに走り回っている。

(ワン公、おいらが一緒にビーチを歩きたいのは、お前でなく Janis と言う素敵な女の娘なんだぜ。)


 帰りは行きとは逆に草原の中の道を歩く事にした。途中、変な橋にぶつかる。橋の道路が多くの細いローラーでできている。人は複数のローラーの上に足(靴)を載せれば良いので普通に渡れる。犬だと各足を1つのローラーに載せる事になり、ローラーが回転して渡れない。

 動物が移動できないようにしたものであろう。対象動物はペットか? 放し飼いの家畜か? 野良か? 


 ここで黒犬とはお別れする事になった。別の道を使って帰るだろう。

 それにしても、よく5時間も付いて来たものだ。少し、別れが寂しかった。

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