プロローグ
初連載です、よろしくお願いします。
俺の名前は進藤和真。俺は今、人生で最高の絶頂期を迎えている!
そうそれはなんと、あの幼なじみの假屋崎天音が俺の家にお泊まりすることだ!
假屋崎天音、身長158cm体重46kgスリーサイズは上から86.60.89、俺の幼稚園時代からの幼なじみだ。
性格は温厚で誰にでも優しく、成績も優秀でバスケ部所属の期待のエース、まさに文武両道を地で行くエリート少女。見た目も正に眉目秀麗な黒髪ロングの正統派美少女だ。
そんな昔っからの憧れの彼女が!俺の家に!お泊まり!
今日は出張で父さんも母さんもいない、それは天音の方も同じだ。だからこそ今日誘った、
「りょ両親もお互いいないしさ、久々に俺ん家でよ、よかったらゲームでもしない?」って。
そしたらさ、あいつすっごい笑顔で
「いいよ!」
って、言ってくれてさ。ホント俺みたいなやつでも優しくしてくれるんだあいつは……。
ピンポーン
リビングで感傷に浸っていた俺に、来客を告げるチャイムが鳴り響く。
心臓の鼓動を抑えながら玄関のドアを開けると、そこには予想通り笑顔満点の天音の姿が。
少し照れ臭そうに笑う彼女に釣られて、俺も頬が緩む。
「いらっしゃい、上がって」
「お邪魔します!」
そして俺はすかさず台所に用意してあった、昏睡薬入りのハーブティーを彼女に差し出した。
「喉乾いたでしょ、これでも飲んでゆっくりして」
天音は何も疑うことなくコップを受け取り、リビングの椅子に腰を下ろす。
「ありがとう!」
屈託に微笑むその姿に少し良心の呵責が傷んだが、俺は今日はやると決めたんだ。
俺も天音の隣に座り、彼女がハーブティーを口にするのをチラチラと伺っていた。
半分くらい飲んだところで、天音は目元がトロトロと歪み始め、
「なに、こ……」
その言葉を最後にスヤスヤと眠りに着いた。
完璧だ、これで好き放題出来る。
すぐさま俺は天音の上着を脱がし、下着姿にする。
目の前にはあんなにも憧れたバスト86の豊満な巨乳が。
もう我慢の限界だ!俺はブラジャーに手をかけ思い切り引きちぎろうとした瞬間ーー。
謎の淡い光が俺を包み込む。
なんだがフワフワした、それでいてブニョブニョした気持ち悪い感覚に襲われて次第に意識が遠のくーー。
「……んん?」
気付くとそこは家畜小屋のような、木造製の小さな部屋だった。
鼻をつんざくような異臭に思わず顔を顰める。
(ここはどこだ?)
そんな俺の疑問に答えるように、背後から野太い声が聞こえてきた。
「こいつぁ、上玉だなあ」
振り向くと、そこにはゲームでよく見た事あるオークみたいな化け物が一匹。
「え?え?」
驚く俺を気にもせず、オークは俺の両手を掴み吊るしあげるように掲げてみせた。
「ほれ自分でも見てみい、いい女やないかあ」
目の前には姿鏡があり、そこには自分の姿が写っているはずなのだが……。
そこに写るは灼熱のような紅髪に、金色に光る二色の眼。女子高生定番のくまさんTシャツにホットパンツを履いた、絶世の美少女。おまけにちょーどすけべボディ。
え?え?ええ?これ俺?
「どゆことーー!?」
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