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溺死

 ほつほつ音が鳴る。鈴虫が鳴いている。

 時折泡が弾ける様な音が鳴る。ぽわんと鳴った音はほんの少しだけ、他の音よりも大きい。

 ふつふつ程ではないからだろうか、目を閉じていれば、こんな想像をしてしまう。真っ暗な世界、ふらりふらりと横切れた白い月が揺蕩う。

 目を開けてみれば、「金閣」の二文字を想った。四角の灯籠を升風呂で味わい、おちょぼ一杯を味わう。

 溢れた溜息すら心地良い。

 ゆらゆら首が揺れて、懐かしさに溺れる。

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