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【完結】陰キャデブな社畜、知らぬ間に美少女VTuberを救う。   作者: カミトイチ《SSSランクダンジョン〜コミック⑥巻発売中!》


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32.答えあわせ

 


 朝、職場へ出ると何があったのか知らないけどざわめいていた。その原因はどうやら俺らしく、回りの視線が痛くささる。

 しかし肝心の理由に覚えもなく......もしや昨日仕事ミスってたか?


「おはよーございます、葉月さん!」


 あ、金見さん。


「おはようございます! ......何かすげー視線キツいんですけど、俺、何かしちゃいました?」

「ん、ああ、多分葉月さんが皆には新人くんに見えてるんですよ」


 新人?なぜ?え、「仕事できなすぎてまるで新人だなぁ、おい?」って事?ディスられてる?


 じーっとこちらを半目で見てる金見さん。


「え、な、なんですか?」

「......また変な勘違いしてますねえ、その感じは」

「げっ!」

「はぁ、ちゃんと言ってあげましょうか」


 にこりと笑みを携え、金見さんは言った。


「葉月さん、とーってもカッコよくなったから、みんな驚いてるんですよ! まるで別人のようだから、新しくきた人かもって!」


 ......俺がカッコよくなったから。


「そ、それは......俺なんか」

「ネガティブ禁止! 昨日の約束、覚えてますよね? カット代はいいからネガネガしないでくださいねって......葉月さんカッコいいですよ」


「あ、ありがとう......」


 くっ、殺せ!殺してくれ!!恥ずかしすぎるだろこれ。こんなの槙村にみられたら何て言われ......


「あれ、今日槙村さんは?」

「ああ、槙村さんならお休みみたいですよ。 理由はよく知らないですが......槙村さんにもNew葉月さんを見せつけたかったのに、ちぇ」

「ちぇ!?」


 口をとがらせる金見さん。いや、あいつに見られたら面倒くさいでしょうよ。


「あはは、あ、そーだ、そう言えば小説は順調ですか?」

「順調ですよ。 ストックも七つありますし」

「おお! 七つは凄いですね、頑張ってますねえ」

「はい。 でも、頑張れてるのは金見さんが仕事の業務を手伝ってくれてるからで......最近は体力的にツラいって思うこと少なくなってるんです。 ありがとうございます」

「いえいえ。 役に立ててるなら、私も嬉しい限りです! ラストファンタジアずーっと読んでいたいので、いつまでも元気でいてもらいますよ~」

「あはは、頑張りますね!」


 元気貰ってばかりだな、金見さんには。



 ◇◆◇◆◇◆



『やっほー!』

「お、やほやほ」


 いつものように真城さんとの通話が始まる。


『今日は小説どんくらい書けたの~?』

「えーと、1000文字くらいかな......?」

『おお、スゴいね! 頑張った! よーしよし、偉い偉い。 なでなで』

「あ、ありがと」


 実際に撫でられてる訳ではないが、なんだかくすぐったい。てか、犬みたいに扱われてね?


『さてさて、今日は通話して早々だけど......大切なお話があります!』

「え、大切な......なんだろう、VTuber関連かな。 案件?」

『え? あ、そうそう! 案件ね、今度ノッテのチョコレートのCMやる!! すごくない!?』


 おおお、ノッテのチョコレート!すげえな!コンビニで買ってあげないとな。でもまた太ったら困るから会社の冷蔵庫置いとくか。うん、だれか食うだろ。


『って、違う! それも大切なお話だけど、今話そうとしたのは別にあるの!』

「あ、ごめんなさい......なに?」


『えーと......うん、』

「?」

『嫌なら、良いんだけどね......』


 な、なんだ?緊張してきた。何を言われるんだ?

 思わず体が構えてしまう。


『......会いたい』


「え?」


『私、葉月さんの顔みたい』


 どくん、と全身の血が巡る速度があがったのを感じる。


「で、でも......」


『大丈夫だよ、私も顔見せるし......それに』


「ま、まじ......それに、なに?」


『私、葉月さんの顔知ってるよ』


 え、あ。


『前に、行方不明になったお兄ちゃんを助けてくれたの......』




『――葉月さんでしょ?』






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