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【完結】陰キャデブな社畜、知らぬ間に美少女VTuberを救う。   作者: カミトイチ《SSSランクダンジョン〜コミック⑥巻発売中!》


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配信 2. ある日の白雪ましろの配信 (白雪視点)

 


『ああああ! ――ぐうっ、ひいぃいっ!!!』


 いつの間にか真後ろへと現れていた怪物へ、叫び動揺しながらも振り向き、銃を向ける事に成功!

 プレイヤーは幼女なので、回避能力が高くかろうじて抱きつきを避けることができた。


 ――ギギギギッキキッ!とその昆虫形の怪物は不気味な鳴き声を放ち威嚇してくる。


『――ッ!』


 《――

 《ましろ!

 《どうする!?

 《撃つか?

 《逃げれ!その間合いなら逃げれるぞ

 《――


 チャット欄にも緊張が走る。ましろは銃を構えつつ、目のはしでコメントを拾う。


『え、逃げた方が......いいの、これ』


 《――

 《そいつ強い

 《やべーのきたな

 《足遅いから逃げて

 《戦え

 《やってやれ、ましろ

 《さすがに逃げて

 《いやいけるだろ

 《配信開始数分でゲームオーバーか。南無!

 《やれるやれる

 《――


 ――いやどっち!?なんか完全に意見わかれてるんだけど!


『......こ、こわいから逃げるわ。 ――さよなら!』


 ドレスを翻し、一気に離れる。プレイ当初は体が幼女なので歩幅も狭く、移動するのは遅いんじゃないかと思っていたけど、全然そんなことは無く、普通に早い。

 難なく怪物をまいて、館の外へと出てきた。


『はー、驚いた......めっちゃ怖かった』


 《――

 《やばかったね

 《逃げれたし良かった

 《俺らの鼓膜が......

 《ましろの叫びのが怖かったぞ

 《――


『あはは、ごめんごめん。 だーって、すごく驚いたんだもん』


 《――

 《あいつBGMないからな~

 《はやく進まんとおってくる

 《すすもう

 《――


『え、まだ来るの!? まじかー。 館の中だけかと思った......』


 人気(ひとけ)のない夜のアカーンシティを小さな幼女が駆けていく。目指すはこの事件の秘密が眠るとされる、豪邸。

 先ほどの館の主人がその豪邸の持ち主でもあり、入るためにましろは館にある鍵を捜索していたのだ。


『――えと、館で見つけた鍵は持ってるね、よし』


 アイテムリストを確認。文字通りキーアイテムである豪邸の鍵があることを確認した。それと同時に手持ちの武器が少ない事にも気づく。


 《――

 《たま7つか

 《ナイフと、閃光弾二つ、弾7

 《きついかもね~

 《つらい

 《弾あと12くらいほしいな

 《――


『あ、やっぱり難しい? だよね~。 そこら辺の家になんかないかな~』


 《――

 《空き巣タイム

 《そだね、探さないと

 《回復アイテムもほしい

 《館でれたしセーブしたら

 《右の家は?

 《――


『だれが空き巣やねん、えーと......右、右の家ってこれ? この、青い屋根の? 入ってみよっか』


 ギィ......と木製の扉がきしむ。


『お邪魔しま~す......すみませーん、誰かいますか~?』


 《――

 《はーい

 《はーい

 《不法侵入でたいーほ

 《暗いな

 《――


『......。 よし、居ねえな。 へへ』


 《――

 《へへ

 《へへってなんだw

 《なぜ笑ったww

 《わらうなし

 《へへて

 《へへw

 《――


 落ちている珈琲カップ、割れた花瓶......開きうつぶせられた小説本。そして脚の折れたテーブル。


『なんで建物の中だけ荒れてるんだろうね? 外は争いの形跡ないのに......なんでだろう』


 《――

 《確かに

 《良いとこ気づく

 《なんでだろう

 《建物内だけなんだよね

 《ほんとだね

 《――


 奥に進む、ましろ。可愛らしいネームプレートが掛かっている部屋を発見。おそらく子供部屋だろう。


『ここ入ろっか......しつれーい、しまっ!』


 ガチャン


『......ふんふん。 綺麗だねえ』


 《――

 《ほんまや

 《なんで?

 《子供部屋だからかな

 《本当だね

 《――


『でも銃の弾は置いてあると言う。 子供部屋に弾......物騒すぎるね』


 ましろは近くのテーブルにのってた銃の弾を入手した。


 《――

 《まあ、それは

 《弾ないと

 《それはそういうもんやろw

 《文句あるならとるな

 《――


『文句ないです! ありがとうございます!』


 他には、何かあるかな~


 ん、あれ?何か......

 ましろがそれに気がついたとき、リスナーも反応し始めた。


『あれって、明らかに......』


 《――

 《ええ!?

 《もっこり......んんっ、こんもりしてるね!

 《誰かいるなw

 《ベッド膨れ上がっとる

 《こいよ、ましろ

 《おれだよ

 《めくってはやく

 《――


『誰とは言わないけど、センシティブ発言やめろ! ......だ、だれ? 絶対ベッドにいるじゃん』


 恐る恐るベッドへと近づいていくましろ幼女。



『......ううう、いくよ』







 意を決してめくったその中には――






 ※続きます。











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