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「完」特技の私スキルは魔除けなの  作者: さしみのつま
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( 11 )初ダンジョン

「魔除け」は、稼げるの?と思ったので、聞いてみる事に。


そこは、「魔法学校」の生徒のエレンの家。エドワードやエリザベスと学校の生徒が同居していた。そこへ、アンジェリカが送ってくれたのだ。



「アンジェリカさんて、優しいんです。エレンさんのお家に行きたいと言ったら、魔法で送ってくれました。私、「魔除け」だそうです。」



大きな葡萄園を経営しているエレンの家。エドワードやエリザベスも手伝っているらしい。仕事の合間に質問してみた。


エレンは、何時も優しい笑顔。お茶タイムにカナッペを薦めながら首を捻る。



「魔除け、ですか?聞いた事がありません。」



エリザベスが、それらしい話をしてくれる。



「何なの?似た話は知っているわ。私の国は、呪術師だけで魔法使いが居なかったから。」

「呪術師ですか、らしい!聞かせて。」

「蹴落としたい相手がいたら、頼んで呪ってもらうのよ。私も酷い目に合ったの。魔除けなら、仕事になるかも。」

「本当?その国なら仕事できますね。」



エレンは、心配そうな顔になる。



「スザンヌさん、お金が必要なんですか?」

「はい、必要なんです。貧乏男爵ですから。」



即答。娘を売るくらいだから、困ってます。私が働いて助けないと。あの父親だから、新しい商売も失敗してる。それは、自信あります!








そして、ダンジョン初体験の日が来ました。ドキドキものです。話は聞いていたものの、まさか、自分が入るとは。想像もしなかったスザンヌ。


まず、ダンジョンに登録。職業を決めなくてはいけないので、魔法検定を受ける。


受付のお姉さんが、合図。



「はい、大きく息を吐いて。止めて!」



カシャッと音がして、水晶に文字が浮かび上がった。お姉さんは、それを伝える。



「魔力はレベル以下だけど、防御が強いみたいね。「聖女見習い」で、お願い。ソロは、能力が上がってからにして。必ず、グループでの狩りを守ってください。」



要するに、使い物にはならないという事かしら。ガッカリー。


隊長のエドワードは、初心者コースを選択。誰でもクリアできる鳥冠(とりかんむり)モンスター草の花つみです。


スザンヌは、聞いた事も見た事の無い花だった。



「その鳥なんとか草って、何ですか?」



エリザベスは、ニッコリする。



「何なの?知らないのね。見たら、分かるわよ。」



エレンとガブリエルは顔を見合せて笑っている。やっぱり、何かありそう。









ギルドの魔法使いが、チームをダンジョンの地へ転送してくれる。到着した場所で、スザンヌは鳥冠モンスター草と遭遇。



「本当、見たら分かる!」



花なのだけど、茎に鳥の頭が付いているのだ。人が近づくと、「ギャー」と鳴く。それが、一面に咲いているから大合唱。



ギャー、ギャー、ギャー、ギャー!!



花冠モンスター草は、万能薬になるそうだ。ジュリアンさんにも、あげよう。採集しても、篭の中で煩いけど。


でも、無料(ただ)では摘ませてはくれない。



「助けてくれー!」



叫びながら走ってくる勇者たち。皆で、こちらへ来る。エドワードがチームメンバーに指示した。



「皆、離れるな。固まるんだ!」



メンバー達は、ひと(かたまり)になって魔術師の移動回収場所へと動いた。だが、相手の動きの方が早かったのだ。エレンが声を上げる。



「皆さん、気をつけて下さい。飛んで来ます!」



彼等は一斉に飛びかかって来る。それは、数えきれないくらいのゴーストだったのだ。

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