表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最恐の詐欺師の異世界ライフ  作者: リストカイ
序章〜詐欺師の旅路〜
6/7

詐欺師の戦い方①

「村長?それなら昨晩見かけてから見ていないよ。村長がどうかしたのか?」

とある村の一人が言った。

でもそれは普通に聞いたら誰でも言いそうな言葉だった。

だがトレインにとっては違った…

トレインは修羅場を何度も潜っているため、こういったときの相手の表情や、声高、視線などから嘘をついていたら理解できる。

そのためこの人が嘘をついているのは一瞬でわかった。


「村長が行方不明になっていて…」とアルが説明しようとしたのを遮るように


「いえ、もう見つかったので大丈夫です。」とあえてカマをかけた。

そうすると男は一瞬視線をそらし北の方角の森の先を見ていた。それを見落とすことはなくトレインはそれに気づいた。

村人に悟られないように去ろうとした…


すると後ろから、その村人が斧を素早く振り下ろそうとした。

それにはさっきの表情の変化から薄々トレインは気づいており、だからトレインにめがけて振り下ろした斧は避けれた。

その後、相手の視線を潜り村人の後ろに回り込み持っていたスタンガンで手慣れた様子で相手を気絶させた。

「ぐぅぅ」と弱音を吐き、テンプレなセリフで

「貴様は…一体…」と言い気絶した。


「どうしてこの人が‥」とアルは不思議そうにいい

「どうしてわかったのですか?」と聞いてきた。


「簡単な話だよ。相手の表情さ…」とドヤ顔で言ったがあまり理解はされてないようだった。


それからアルとトレインは、近くにあったロープで村人の手足を動かせれないように縛った。


「それより、村長の居場所を聞き出すために起きまで待ちますか。」


「いや、居場所はもうわかっている。だから今から行ってくるがここでそいつが逃げないように見ていてほしい。」と言った。アルはまた不思議そうな顔をしたが、「わかった。」と納得し、見張りをすることにした。


それから、さっきの村人が一瞬だけ見た北の森を探索することにした。


トレインは闇属性のハイド(足音、気配を消す魔法)を森に入る前に使った。


そして森に入り数分が経過した。

すると森の中に小さな洞穴を発見した。


(絶対あれだよな。いかにもって感じだな…)

そしてトレインは木陰から数分そこを見張った。

すると男が二人洞穴から出てきた。

「‥っと‥これで…」

「…つけろ…ボス…見張りを…」

と途切れ途切れに聞こえたがトレインは満足そうな顔をして、ハイト魔法の効果で気付かれず一人一人後ろから口を塞ぎ声を漏らさないようにし、スタンガンで眠らせた。

もちろん気絶してるやつの身ぐるみを剥ぎ取り、それに着替えた。


そしてカバンから変声機を取り出し、さっきの奴らの一人に声を合わせ、洞窟の中に向かって大きな声で、


「見張りが足りないからもう一人来てくれ!」と叫んだ。


そしたら運良く一人だけ洞窟の外へ出てきた。


「おい!どこだ!」

とさっき気絶させたやつを呼んでるのが聞こえた。

(あまり騒がれたくないな)

と思いすぐさま後ろから先程同様のやり方で気絶させた。


(さすがに次は同じようにはできないよな。仕方ない…)


そしてトレインは先程同様変声機を使用し、


次は「追手が来たぞ!!」と大きな声で言った。

すると中から10数名ほどの盗賊の様な奴らがが続々とでてきた。


(おそらくボスはいないな。なら今がチャンスか…)と思った。

その隙を見逃さず、すぐさまハイド魔法の効果で周りに気づかれず洞穴の中に入った…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ