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ラストメモリー  作者: 黄昏アオ
ブリスを中心に話は回る
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アダムの力

 永遠はゆっくりとアダムに顔を向け、彼を凝視した。

 アダムは慌てて先を続けた。

「いやいや、そうじゃない。川に突き落としたのも、毒を盛ったのも僕ではないよ。そのことではないんだ」

 永遠は止めていた息をそっと吐いた。

 「実はね、僕は触れた相手の心を読むことが出来るんだ。それで何度か、あなたの心を覗いてしまってね。…実は今も」

 「あの時もですね?初めて会ったとき。私、あなたの目が光るのを見たような気がしたんです」

 アダムから小さな笑い声が漏れた。

「ああ、見られてしまったか。クリスチャンは嫌がるんだが。すまないね、あなたがどんな人か知りたかったんだ。僕もイヴも親バカで」

 だからあの時、クリスチャンはアダムさんから私の手を引き抜いたのね。

 永遠は首を振った。

「いいえ。子どもを大切に思うのは当然のことだと思います」

 「あなたの親御さんは聡明な娘を授かったようだね」

 永遠は小さく笑った。

 「後もうひとつ、イヴのことなんだが…許してやってくれるかい?」

 永遠の笑みが消えた。

 アダムはため息を吐いた。

「彼女はね、昔は人間だったんだ。だが僕がヴァンパイアに変えた。だから、あなたのことが羨ましいんだと思うんだ」

 「羨ましい?」

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