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推理合戦
「えっと…ココアを一口と、薬、それからサンドウィッチ…、クッキーくらいかしら?その中でブリスだけが口にしたのは薬だけど…」
「薬って?それどこにあるの?怪しいわね」
ジュリーは目を輝かせた。
「二日酔いのよ、ゴミ箱に包み紙が入っているはず。だけど絶対にそれじゃないわ。だって、キティーがブリスのために用意したんだから」
ああ、そうねと言いながらも、ジュリーはゴミ箱に手を突っ込んだ。
「残念。これじゃないわ」
ジュリーは立ち上がった。
「どれが怪しいと思う?」
「クッキーではないか?永遠は甘いものが好きだから」
「クッキーなら私も食べたわ」
だがクリスチャンはジュリーにバスケットを差し出した。
「違うみたいね」
ジュリーは手にしたクッキーをかじった。
「あら、おいしい」
サンドウィッチにも手を伸ばす。
「これも違う」
サンドウィッチを頬張って言う。
「全部違ったわね」
永遠はブリスのタオルを変えた。
そこで水が目に付き、喉が渇いていることに気付いた。
水差しから水を注いで口に運ぶ。




