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非難を浴びる
風呂から上がると、白いふんわりとしたワンピースが用意されていた。くるぶしに布をまとわりつかせながらブリスの元に急ぐ。
ドアを勢いよく開けると、ブリスは片腕を腹の上に載せヘッドボードにもたれていた。
「ブリス!大丈夫だった?怪我はしてない?」
ベッドへ駆け寄るとブリスが薄目を開けた。
「うん?あぁ、俺は何ともない」
窓際で腕を組んでいたクリスチャンは痣の浮いた永遠の顔を見つめた。
「君は無傷では済まなかったようだな。何故君はそうもおっちょこちょいなのだ?何故もっと気を付けない?」
永遠は奥歯を噛み締めた。
彼は私の不注意で川に落ちたと思っている。
だけど、私は知っている。誰かに殺されかけたんだと。
「永遠、クリスは怖かったんだよ。永遠が怪我をして、自分には助けられなかったってわかってるから」
だからきつい言い方も許してやれと言うのね…。
永遠は立ち上がった。
「クリスチャン」
クリスチャンは腕を解くと黙って近づいてくる。




