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ラストメモリー  作者: 黄昏アオ
ブリスを中心に話は回る
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恋は自由だから

 「ねぇ、キティー。私の前では無理して私って言わなくていいからね」

タオルが落ちないようにぎゅっと端を掴んで言う。

 「ですが、それでは…」

 「言うとおりにした方がいいわよ。永遠って、か弱そうに見えて頑固だから」

ジュリーは空になったグラスを風呂の淵に置いた。

 キティーはおずおずと頷いた。 

「ありがとうございます」

 「あのね、もうひとつだけ聞きたいことがあるんだけど、いい?」

 「はい、何なりと」

 永遠はタオルの端を弄び、ちらりとキティーを見た。 

「キティーはブリスが好きなのよね?」

 キティーは耳まで赤くなった。

「…はい」

 蚊の鳴くような声で答えた。

 永遠はかわいそうに思い、早口で告げる。

 「別に非難してるんじゃないのよ。私、応援してるんだから」

 キティーのすがるような潤んだ瞳が必死さを顕わにしている。

 「男が男を好きになるなんて、気持ち悪いとお思いにはなられないのですか?」

 「いいえ。人はみんな違うものよ。違って当たり前。だからこそ相手を理解したいと思うし、歩み寄ろうとする…ヘクチュン!」

 ジュリーがゲラゲラと笑った。

「言い忘れたわね。永遠ってちょっと残念なところもあったのよね」

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