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モノマネ…?
部屋に戻るとブリスがベッドに転がっていた。
「よかった。外へ行ったんじゃないかって、探しに行こうと思ったのよ」
クリスチャンが鋭い眼差しをよこした。
「もちろん、一人で行くつもりではなかったのだろうな?君は命を狙われているのだから」
「えぇもちろんよ、クリスチャン」
おかしなことにクリスチャンはその返事を聞いてさらに目を眇めた。
「ブリス、キティーがお薬をくれたの。彼女、とても心配してたわよ」
「彼女…?何でもいーけど薬はいらない。…もう治った」
永遠はブリスのベッドに腰掛けた。
「本当に?それはよかったわ。じゃあさっきココアを飲めなかったでしょ、キティーが淹れてくれたんだけど、とっても美味しかったの。貰ってきてあげるわ」
ブリスが腹を押さえ呻いた。
「大人しく薬を飲みなさい。ごまかしたってムダよ、あなたは嘘が下手なんだから」
クリスチャンのむせるような声が聞こえた。
「何か?」
目を眇めてクリスチャンを見ると口元がひくついている。
「いや別に」




