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ヴァンパイアを殺す方法
「彼を愛してるの?」
ジュリーは鼻を鳴らした。
「まさか。彼はわたしの財産目当てに結婚したの。あの当時は彼がわたしのことを愛してくれてるんだと思っていたわ」
ジュリーはため息を吐いた。
「馬鹿よね。今では財産も食いつぶされて、古いドレスを手直しして着ているの」
腕を広げてドレスを見せた。
「離婚したいとは思わないの?」
永遠は尋ねた。
「離婚しようがしまいが彼にとっては同じことよ。いつも女の後を追いかけているわ。わたし、永遠にはあいつの毒牙にかかって欲しくないの。だけどあなたは目移りする余裕はなさそうね、彼一筋みたいだから」
永遠は熱くなった頬を手で挟んだ。
ジュリーはにやっとして言った。
「ヴァンパイアを殺す方法があるのを知ってる?」
永遠は首を傾げた。
「ヴァンパイアは不死身なんだと思ってたわ。太陽も平気みたいだし」
「わたし、一度試してみたのよ。でもルークはわたしを愛していないんだって思い知らされただけだった」
永遠がどういうことか聞こうと口を開いたとき、ブリスがニヤニヤしながらやってきた。
「すっごくかわいいよな」




