蒼い鳥と朱色の猫
掲載日:2026/05/09
「ねぇ」
そう聞こえた
「?どうしたの」
僕はそう言った
僕は君の方をみた
振り向いた
____そこには誰もいなかった
「ああ、そうか」
最後に来てくれたんだな
魂だけでも
『楽しかったよ』
今度はそう聞こえた
なぁ、蒼
お前は…
君はどこにいるんだ?
探しても探しても見つからなかった
『珠莉!』
この珠莉っていう女みたいな名前も君がそう呼んでくれた時から
好きになったんだよ
蒼は鳥みたいに奔放自由で
いつも気づいたらいなくなってて
皆んなの人気者で
俺はそんな君が
蒼が
大好きだったよ
なぁ
勿忘草
ここに置いとくな
…俺とお前の
珠莉と蒼の
2人だけの思い出を
忘れないでくれよ?
ここでいつまでも待ってるからさ




