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明日の風に・中世心火編  作者: 風城国子智
第二章 虚の見る夢
33/60

2-13

 眠っていたので、結局遺跡調査を二日もサボってしまった。休んでいた間の報酬は要らないと言ったにも拘らず、金衡かねひら教授が六徳りっとくに報酬を払ってしまった――禎理ていりに直接渡しても受け取らないと分かっていたのだろう――ので、禎理は急くように調査現場へと向かった。


「おはよう」


 今度は自分から、先に来ていたエフェスに声を掛ける。だがエフェスは、禎理の顔を見るなり禎理に向かって飛びかかった。


「なっ!」


 突然の攻撃を、だが易々と避ける。伊達に武術道場の免許取りではない。だが。


「私は、羊皮紙の改竄はしていない!」


 叫びながら再び飛びかかって来た、エフェスのその言葉にはっとして足を止める。疑いはしたが、言葉にはしていないはず。そこまで思考してから、禎理は飛んで来たエフェスの拳を避ける為に後ろへ大きく、飛んだ。


 だが。


「……え?」


 着地するはずの、地面がない。


 大きく飛び過ぎて、部屋の奥にある、床に開いた縦穴の上まで飛んでしまった。そう、気付くより早く、禎理の身体は暗い穴の中へと落ちていった。

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