「滝塚三郎の家族と環境」
のちに、五嶋純子の見合い相手になる。三郎の家族構成と性格、様子について、
三郎の家族と環境。小さな町で滝塚家の三男として誕生する。
姉四人に続き、兄二人、そして、三郎、弟、父、母、の大家族。長男次男とは違いわんぱくの「ガキ大将」といえる性格だった。保育園小学校兄弟の中で、目立っていたまじめさに欠ける三郎なのだ。
「ルールは、破るためにある」などなんとまあ、ふざけている思考の持ち主に親も手を焼ていた兄たちと登校し三郎も六年生になり、卒業を迎える。在校生に花を付けてもらい教室に入る。
アナウンスで入場し式が行われる。
六年間の皆勤賞をもらう三郎だった。中学入学準備があるが兄のものがあるのでそれを使うことになり、上靴、靴、体操服など、新調するものは、数品目だった。
英語が特に苦手だった三郎、一方、兄たちは真面目に学習に取り組み、卒業し、就職たのである。二年生、三年生。そして、三郎も進路を決める時期が訪れる。
もちろん就職だが、姉の嫁ぎ先が、スタンド経営、運輸会社だったので、そこへ就職することになったのである。長男も働いている。一緒に出勤する日常が続いた。
そして、長男は、結婚することになる。職場でも、長男と比べられてしまう、劣等感を感じることもありながら、月日が流れ、二十歳になると、煙草を好むようになる。が、酒は、飲まない三郎である。
そして
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縁談の話が浮上する。