17「引っ越し・新たな生活」
新築計画の設計が完了し、内装、電化製品も運ばれいよいよ、引っ越しする。保育園までの道のりが遠くなるが、覚えることとなる。もちろん一人で通園。母の勧めもあり、書道教室へ通う。
母の妊娠を知る。
設計が、完成し、家具や、家電の設置、内装完了し引っ越し可能となり、滝塚家は、いよいよ引っ越し。
保育園や耳鼻科からは、少し離れることになり、直美は不安を抱える。園までの道のりは、「国道」を渡ること。左右から車が通過する、大きな国道。信号が「赤」の時車の動きが止まるすきに、渡るのだ。
国道を渡ってしまえば、後は今までと同じ。引っ越し後数週間、国道を渡るまでを母に見送ってもらう。枯葉が舞う11月の肌寒い時期であった。新しい通園路に慣れて一人で通うことになる直美は寂しい思いを積み重ね我慢しなければという心を強く抱いていた。
新しい生活も少しずつ慣れ、ある日書道教室に行く。理由は、【字が、きれいに書けると、頭がよくみられるから】と言われたのだ。場所は徒歩5分くらいの近所で先生は、男性。
習字道具を、買い、説明を母と二人で聞き、最初の練習をした。筆を運ぶ事、片付け方を習い終了。毎週金曜日、15:30~18:00の間で、通うことになった。
12月1回目は、横棒の練習、次は縦棒、手本をなぞる練習から始まった。
書道教室へ行くのは、楽しみの一つになっていく。
母は、妊娠6カ月で来年4月10日出産予定日。お姉ちゃんになるのだ。
複雑な気持ちを抱えて残りの通園生活を送る直美。一年生になるので、50音が絵とひらがなが書いてある積み木で、遊びながらひらがなを、覚えていた。日曜日は近くに「児童館」へ行き遊んでいた。12月も、あっという間に年末。
直美は、窓ふきの手伝いをした。引っ越しして初めての大掃除、大晦日。
機嫌のいい数十分、母父の三人で、神経衰弱、ババ抜きで楽しんだ。
年越しそばを食べた。家族三人の最後の年になる。来年は4人になるのだ。




