第六話 転生者について 後編
次回は大罪人編とつながります!!
「つまり大悪魔の名前さえ分かればいいんですか?」
その世界樹の管理人が作った世界樹最高の封印魔法を使えば倒せるのか?
「いや、そこまで簡単ではないんじゃよ...」
残念そうに首を横にふる。
「例え世界をまとめている世界樹の神とはいえど代償なしには何もできんのだよ...」
何らかの代償(?)が必要らしい...面白くなってきた!!
「大悪魔をある程度弱体化させる必要があるのじゃ、それは非常に難しく、あの伝説の勇者でもまったく敵わなかったんじゃよ、それを弱体化させるなど無理に等しいこと...例えできたとしても、そのときには封印魔法が発動できるかどうか...」
「かなり絶望的じゃないか...」
思わず声に出してしまった。
「そこでじゃ!」
突然大声を上げて美少女が叫んだ
「神々は大悪魔に対抗すべく、世界に7人にる伝説の魔女達に取引を申しでたんじゃよ、これは前代未聞のことじゃった神々が人間と取引するなんてこの世界の長い歴史の中で一度も行われなかったからのぅ!!」
今にも気絶しそうな血走った顔で語っていた。
「一旦落ち着きましょう、魔女様」
隣にいた側使えのがなだめる
「そ、そうじゃのぅ...つい暑くなりすぎてしまった。すまない。」
一旦息を整え話の続きに戻った。
「話の続きなんじゃがのぅ取引というより、神々が人間界に介入すること事態が魔王との戦争時に勇者を召喚する意外まったく介入しなかったのじゃよ、取引の内容は簡単じゃった」
『魔王とは比べ物にならないほどの大悪魔が現れる、それに対抗すべく魔眼を才のある者に授けよ』
「そして魔女達は魔眼に適性のある者に魔眼を授けた...そして神々は最後にこう言った」
『魔眼と共に転生者をささえよ』
今のナノベみたいな設定から考えると、目の前にいる美少女は世界の7人しかいない魔女ってこと...この村に魔眼の持ち主はいるってこと!?
「まさか、この村に魔眼の持ち主がいるってことですか?!」
魔女は今さら何を言うかのように、間の抜けた声で答えた
「いる」
そして、大きな揺れが起こった...