イリアのお願い
イリアという少女がいる
少女は幼くして両親を失い孤児院で生活している
血の繋がった家族はいない
同い年の友達のエラとシラと一緒にいつも下の子の世話とお掃除などお手伝いしている
服は継ぎはぎをだらけの洋服を着ているのでみすぼらしいがいつも3人で笑顔で幸せそうだった
ある時1人の綺麗な服と豪華な首飾りを身につけた女性が3人を気に入り1人を養女にすると言ってくる、エラとシラは大喜びで期待を膨らませる、イリアは2人と一緒にいたいと言うが2人は綺麗な服を着ている人ならばきっと今よりいい生活ができるとイリアに言って、手伝いよりも気に入って貰えるように色々考えている、そして、手伝いは全てイリアに押し付けている、イリアは1人頑張ってお手伝いをする
数日後もう1人豪華なコートに高価なカバンを持って高価な指輪をしている男が3人から1人を引き取ると言ってくれた
エラとシラは大喜びで期待を膨らませる
イリアは2人に容姿ではなく優しいとか気にしようと言うが2人は聞く耳をもたない、2人はイリアが2人の幸せを邪魔しようとしてると思い、イリアに対してきつく当たり、イジワルをするようになる
綺麗な服の女と豪華なコートの男がやって来る日にもう一組やって来た若い女と男がやって来た、そして1人を家事の手伝いとして引き取ると言う
エラとシラは若い人の身なりを見て幻滅して、イリアにピッタリだからあの人の元に行きなと言う、そして2人は顔を見せずにイリアだけ他の孤児達と一緒に会うことにした、若い女が気に入り[私達の元にくる?]といい、イリアは頷き、孤児院での生活は終わり連れて帰られる
綺麗な服の女には、エラが引き取られ、豪華なコートの男にはシラが引き取られる
エラとシラは希望が叶い大喜びで孤児院を旅たつ・・・・
イリアは2人の事を心配していた、イリアからしたら綺麗な服の女は顔が恐く、豪華なコートの男は冷たい目をしていたから・・・イリアの目を見て微笑みながら話してくれた若い女は凄く優しそうだったからです
1年後町中で3人は再開する
エラは変わらない継ぎはぎの服装でメイド姿の女性の後ろを歩いている、シラは豪華なコートの男の重たい荷物を持って歩いている、イリアは侍女服着た女性と楽しそうに話ながら同じ侍女服を着て歩いている
そして3人はお互いに見つけて立ち止まる、エラとシラは涙を浮かべ、イリアに[1人だけ幸せになるなんてずるい!]声を合わせて言う、メイド姿の女性にエラは叩かれ早く来るように言われる、豪華なコート男に早くこいさもないと仕置きだ!と言われ急いで去っていく、イリアは2人を見送り泣き出す・・・そして侍女服の女性に優しくお友達だったの?イリアは頷きながら姉妹のような友達・・・と言う、2人が幸せになるように願いましょうね
エラは綺麗な服を見て相手を見ていなかった、シラは豪華なコートしか見ていなかった、イリアは優しい人かどうか顔をしっかり見ていた
イリアは2人が幸せになるように毎日毎日祈るようになった
[いつか3人で笑いながら幸せになれますように(^人^)]