彼女がいるのに妹を愛してやまない!
突然終わることがあります。
夏草学園高等部。
そこに通う1人の男がいた。
その名は、「田中風雅」
風雅はいつも、夏草学園中等部に通う
妹の「田中鈴音」に朝起こされるところからはじまる。
鈴音「お兄ちゃん!朝だよ、はやくおきてよ!
毎日、毎日何回起こせばちゃんとおきるの!?」
風雅「…う〜ん?あ、鈴音か…」
風雅が鈴音に問いに答える
風雅「おれはな?鈴音に、起こされたいから
あえて寝坊するようにしてるんだ…
鈴音の愛を今日の活力にするために!!!」
鈴音「あのさ?お兄ちゃんには彼女がいるんでしょ?
わたしじゃなくて彼女おこしてもらってよ、
わたしだって、朝いつもご飯つくってるんだから
いそがしいんだよ?わかる??」
風雅はため息混じりに答える。
風雅「鈴音…おれは確かに彼女がいる。
でもな?この世で一番愛しているのは
鈴音だけなんだよ?わかるか?」
鈴音が少しイライラしながら答える
鈴音「…お兄ちゃん?彼女いるくせに
例え妹であっても愛してるなんて言ったら
ダメでしょ?はぁ、これだから周りから
シスコンだとか、言われるんだよ…最悪…」
そういうと、鈴音は台所に行こうとした。
風雅「まあ、あれだ〜、毎日起こしてくれてありがとうな?あと、鈴音の飯すげーうまいから毎日ありがとう」
プイっと顔を膨らませながら
台所に行く鈴音
風雅「さて、顔でも洗うか…。」
洗面所に向かう途中
風雅はふいに台所をのぞく。
すると、鼻歌交じりに朝食の準備してる
鈴音の姿があった。
風雅「なんだ、嬉しそうじゃないか…笑」
少しだけ、テンションが上がった風雅だった。