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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

愛するがゆえに死を…

作者: オルゴール

あくまでノンフィクションですので、酷評は甘んじて受けますが、あまりに酷い物はすみままはせんがみません。

この物語はノンフィクションである…。


数年前のクリスマスイブに彼女と出会った。


その子は第一印象は明るく、楽しい女の子だった。


しかしこの時点で僕の命を、投げ出そうとは思いもしなかった…。


出会ったのは教会のパーティーをだった。その中にふいに、声をかけてきたのである。


その一週間後、道でバッタリと出会った。


気軽にメアドを交換したその夜、

「デートしたい」とのメールが来た。


僕は何気なくOKの返事をしたら、 直ぐメールが来て内容から、

「凄く嬉しい」の感情が見てとれた。


その翌日湘南でデートをした。 車の中で

「実は自分はそううつ病でしかも、人格分裂症なの…。」と聞かされた。


その話の内容は(映倫)がある様に、小説では書けない程だった。


僕達は普通のカップルがするように、海を見てゲーセンでプリクラや、UFOキャッチャーをした。その間彼女が話した内容が、頭をよぎった…。そして車の中で話をしていると、突如言葉の口調・表情がひょうへんした。

そううつ病と人格分裂を持っている彼女は、いきなり明るくなったと思ったら、急に暗くなった…。


無事家に送った後、漠然と

「なんとかしなくちゃなぁ〜」と思い、後日彼女に呼ばれて家を訪ねる事になる…。


思えばその時彼女に対して、淡い恋心を持っていたのだと、今思った。しかし家につくと彼女(仮に冬美)はうつ病でコタツで寝ていた。


お母さんや弟さんにこれまでの話を聞いた。

そこで

「冬美を救わなければ…」と決意した。

なぜなら冬美は幼少の頃から人格分裂があり、他の2人の人格は本人格を攻撃していた。


冬美は他の人格と仲良くなりたい…との一心で必死だった。


それがかない高校生の時、2人の人格と仲良くできた。様々な苦労と悩みを持った彼女をほっておけなかった。

冬美の話を聞いているうちに彼氏がいる事が分かった。


が…僕はそんな事は頭に無かった。なぜならば

「冬美を救いたい…の一心だけだった」


その彼氏は束縛が異常なまでに強く、冬美本人や家族にもDV(暴力)を加えていた事実に、憤りを感じた。


男たるもの女・子供に暴力を振るうのは、最低の事だからだ。数回目のデートで冬美以外の明るい人格の子(仮にみのり)と話している内容は、冬美ともう一人の人格にも、全てが伝わっていた事実にビックリした。


一番暴力的な人格(仮に洋子)今の彼氏と付き合うのに、大反対である事をみのりから知らされた。


なぜなら彼氏がナイフで冬美を、刺そうとした時瞬間的に出てきたのが洋子だったからである。

洋子はなかなか表舞台にでてくれないのだ。危機感を感じた僕は洋子に

「冬美の事が心配じゃないのか!!!」と、問いかけ続けた。


「心配なら出てきてくれ」

「このままでは何ともならない」

「冬美が傷つくだけだ!!」と数時間その事だけを言い続けた。

ついに恭子が話しかけてきたのである。


正直驚いた。表情は一転し、言葉も男口調で戸惑った。


洋子と話しをしているうちに、最初は

「俺は男だ」と言っていたが、言葉尻を良く聞くと、女の子と思い

「キミは女の子だよ」との結論を言ったら

「そうなのかなぁ〜」と言った。


洋子は

「このままでは、本人格の冬美が傷つき、さらに深い闇へと落ちる」と言う。


その通りだった。

冬美とみのり・そして洋子と、話しあった。


猛烈に付き合うのに、反対したのは洋子だった。

「あの男は危険すぎる。」と、みのりも

「今の彼氏とは別れる。」と言い、後の決断は冬美が言った。「私も別れたい。もう暴力を受けるのはいや…」ここで3人の意見が初めてまとまった。


この時僕は何があっても…世界中が敵にまわろうとも、彼女達を守り抜き幸せな生活を…と決意した。


そこで恋が芽生えたのだ。


一週間後…僕は冬美の家族に、これまでの経緯を話しその彼氏と対決する事を言った。


冬美の家族を巻き込み、暴力を振るう男が許せなかった。 この時点で冬美達を一生守っていく決意が出た。矛盾するが死しても…。対決の朝が来た。その日冬美を僕の実家の部屋へ、家族には出かけてもらい、冬美の実家には僕一人残っていた。

心臓の鼓動は激しかった。なぜならば死ぬ覚悟だったから…。


冬美に彼氏へTELしてもらい、ここに来てもらう様にした。


相手は冬美や家族にも、暴力を振るう人間である。ましてや見知らぬ男が現れたら…想像がつくだろう。彼氏の凶暴な性格である。


男という生き物は愛する女の子の為だったら、死ねるものだ。悔いは無い。


冬美や家族に迷惑をかけない様に、玄関の前にいた。


なぜならば持っているだろう刃物に刺されて、正当防衛として相手を路上で殺そうと思っていた。

僕が悪役になれば全てが救われると感じていた。

ここで言いたいのは、

「無償の愛」である。


彼氏がいて奪おうとの考えは勿論無い。ただ冬美をどん底から救いたかっただけなのだ。しかしいくら経っても、約束の時間には現れなかった。真実はこうである。


彼氏の友達や家族が心配して、無理やり止めて精神病院に入院させたのである。


その真実を知り危険は無いと判断し、冬美や家族に連絡をし

「普通の生活に戻れる」と言う…。


が……冬美は

「ぞく世(今生きている環境)から離れたい。」と相談してきたのだ。


「本格的に病気を治そうと思って入院を考えているの。」


その考えには賛成だったがかなり寂しかった。長期間入院するのだ。しかし冬美にとって転機になるならば…。


だがそこから僕の悲しく切ない出来事が、おこるのには今では気づきようもなかった……。


ふいに冬美が

「CDラジカセが壊れた。」と言って来た。

僕は会えると思い急いで買って行った。


面会時間はとうに過ぎていたが、そこでの彼女はとても明るく、今までとは違って見えた。


彼女は満面の笑顔で、

「たっくん」と迎えてくれた。


病状が良くなっている事、病院生活の事を色々と話してくれた。

時間とは無情である。冬美と楽しく話している時間が終わってしまった。その帰りの彼女の笑顔は忘れられない…。それから数ヶ月後冬美は高校生の卒業記念として、デートに誘ったのだ。


彼女に告白すると決意を込めて…。


車の中で

「彼氏が出来た」と言われ頭が真っ白に…。


遊んでいる最中も、心ここにあらずって感じでいた。


ふいに兄と慕う人に

「告白すべきか・すべきで無いか」と相談したところ、即

「告白すべきである」

「後悔するぞ」と返事がきた。


僕は帰りの車の中で考えていた…。


心を決して車を止めて、

「俺は冬美の事を愛している…」

「永遠に愛している」と言った。


その途端冬美は泣きだした。

「何で私の家を知っているの?」

「何で家族の事を知ってるの?」…。

その言葉を疑ったが途端に、ある記憶が蘇った。


確か人間の脳の防御作用で、一番つらい時期の記憶・忘れたい事を脳が判断し、記憶を封じ込める事を、思いだした。


確かにあの様な記憶は忘れた方が、良いと思った。


二人の間にはつらい思い出があった。が…僕達は確かにその時間を過ごした…。忘れられない思い出があるのも、確かであった。


「冬美の事を愛している」

「一生何があっても守り、幸せにしたい」

「後悔したくないから、この押さえられない気持ちを言ったんだ。」


そう言うとさらに号泣して

「そんなに私の事を愛していてくれたの。」と…。

「ごめんね…」

「ごめんね…」と、何回も言っていた。


だが後悔など無かった。とても、いとおしく愛していたから。


愛とは無限である。車の中には冬美の泣く声が、いつまでも響いていた。

「今後何かあっても解決してあげる。ずっと君の事を思っている…。」またバッタリ会う事があった。冬美はとても明るく、明るく…。


昔の彼女からは想像も、出来なかった。


最後に書きたかったのは、『愛した彼女が人生を送ったいるならば、本物の男にとって幸せな事だ。


その後の彼女の幸せを願いつつ…。

僕にとっては切なく・悲しく、甘い思い出ですが彼女が幸せで毎日を、過ごしていると思うと、自分自身満足です。

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