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ボツネタ 感情末梢
「‘貴方の感情、買い取ります’…なにそれ?」
憧れは失望と紙一重~崩れさる
「あーだるー」
王女様がゴロゴロダラダラしていると、隙間から男の視線があった。
「ええっ!?」
少年は憧れの王女がイメージと違ってドン引きである。
「げっ」
憧れは失望と紙一重~見知らぬ土地にて~
男は雨に打たれて衰弱していた。
凍えて傷つき痛んだ頬に、暖かい手が触れた。
「…ここはどこだ?」
「気が付きましたか!?」
「君が助けてくれたのか」
「はっはい怪我をなさっていたので手当てもしました!!」
「元気がいいな」
錬金術士の実験体①
「恩着せがましいことになるんだが」
辛辣に刺さりゆく
恋人に裏切られて酷く傷付いた兄は、一年前に失踪した。
私は兄が死んでいるなんて信じたくなくて、放課後はいつも兄を探した。
辛辣に刺さりゆく2
『お兄ちゃん本当に死んじゃったのかな…』
崩れさる
「ごめんね」
「なぜだあああああ」
彼女が浮気していた。




