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ほんとうにお姫様

『あのね!わたしね!お姫様になりたいの!』

『平民のお前にお姫様は無理だって』

『絶対お姫様になってやる!!』


「私ね、お姫様になるの」

「ハイハイその話は前も聞いた。玩具の冠と自前の野暮ったいドレスでな」

「姫、迎えに来たよ」

「なんだそのブサメンは」

「私の素敵な王子様なんだから」

「どこに城が?」

「あれよ!」

「でっか!!つーかあんな所に城なんかあった!?」


「どうだ~!!どうだ~!!」

「二回も言わなくていい」

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