表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/66

自宅諜報員~家族をスパイ~

私は家族を信用していない。

なぜなら怪しいからだ。


丸一日会話を盗み聞くことが毎日の日課である。

盗聴機を使わない古典的な方法なので食事はサプリメントとゼリー飲料。

本当はステーキやアイスクリームが食べたいのを我慢して、怪しい会話をしていないか探るのだ。


と言っても私はスパイごっこを始めてまだ一週間にも満たない。

この不肖、今日からスパイ、始めます。


さて朝になって両親が起床してくる時間になった。

両親が部屋から出るまで扉の裏に張り付いておけばきっとバレないだろう。


「おはようあなた。食事は買って食べてね」

――――――え?

「…」

もしかしなくても夫婦中が悪い。

私の前では仲がいいのに、どうなっているんだろう。

仮面夫婦だったのか、知らなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ