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オタクになりたくてお金持ちになりました
「お帰りなさいませお嬢様」
「ええ」
令嬢は即座に部屋に戻った。
「私うまれかわったらお嬢様になりたいわだってブランドバッグとか買い放題ですよ羨ましい」
「バッグとかいりませんしー」
「えー」
「拙者画面の殿方と逢瀬の最中でいそがしいでござる~」
「これだもんな…」
「何奴!?」
「執事…家臣にござ候」
「曲者じゃであえ~」
執事は部屋を追い出される。
「オタクって金かかるじゃろ」
「なんでいきなりジジイ口調?」
「だから金持ちになったじゃろ」
「意味がわからないっす」