1/10
プロローグ
本には命が宿っている
バサッ
「あ、やっべ!」
ジリリリリリリリ!!
図書館内に警報音が鳴り響いた
男は急いで本を持ってその場を立ち去ろうとした、
しかし、すでに出入り口には警備員が駆けつけており、
逃げ場のない状況だった。
「は〜、ここまでか」
男はため息をついた。
男はその場に座った。
「どうせ捕まるのなら...」
男は持っていた本を開いた。
ピカーー!
その途端、あたりはまばゆい光に包まれた。
「こら、そこで何をしている!」
警備員は光っている場所へ駆けつけた、
しかし、そこには、もう何もなかった。