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200文字小説集

朝寝坊(200文字小説)

作者: 日下部良介

試験だと言うのに寝坊した。

朝食も取らずに家を出た。


自転車に跨るとパンクしていた。

僕は駅まで走った。


途中で知り合いの人に声を掛けられた。

「乗ってくか?」

「お願いします」

僕は好意に甘えて車に乗せてもらった。

寝不足のせいでいつの間にか転寝をしていた。

「着いたぞ」

そう言われてハッと目を覚ました。

僕はお礼を言って車を降りた。

どうにか間に合った。


校門の前で僕は愕然とした。

そこは双子の弟が通っている学校だった。





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― 新着の感想 ―
[一言] きましたね、双子シリーズ。楽しみです。 忙しいのに書きたいのね。 わかるわかる。でも、これって本当に困る話ね。
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