表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

第1話 聖剣、勇者と出会う

 ある神殿に一つの剣が封印されるように刺さっていた。

そう僕、聖剣エクセカリオン!

勇者にしか抜けない剣なんだ!

勇者さんに抜かれて魔王を倒す剣!

勇者さんが来るまでドキドキしながら待っている。

どんな人なんだろう?かっこいい人だったらいいな!

それで僕をかっこよく振るっちゃったりして、えへへ。

 そうしていると、一人の男の人が入ってきた。

かっこいい感じのザ・勇者って感じの人だった。

この人なのかな?

かっこいいひとだ!

その人が剣の柄を持ち引き抜こうとする。


「俺様にかかれば楽勝だ。」


彼はそういいながら引き抜こうとするが……

びくともしなかった。


彼は少し黙った後、


「クソが!」


と僕に蹴りを入れて帰った。


なんてひどい人だ!そんなんだから僕を抜けないんだ!もう!


そしてしばらく誰も来なかった。


僕が抜いてもらえるのはいつになるんだろう。


 そんな風に考えていたその時だった。

一人の少女が入ってきた。


その少女は可愛いフリフリの服を着た普通の女の子だった。


「あ!本当に聖剣がある!」


と少女ははしゃいでいた。


この女の子は近くに来たから記念に来たのかな。


彼女は剣の柄を掴む。

抜けなくても悲しまないでね。


僕は抜けていた。

あっさりと。


え?勇者?


その少女は勇者だった。


 抜かれた瞬間僕の柄にはピンクのリボンが付き、可愛い装飾も付いた。

僕はその勇者にふさわしい姿に変わる。


僕かっこよく戦うはずなのになんでこんな感じに!?



 僕を抜いた人とは会話ができるようになる。

勇者であろう少女になんとか話しかける。


「あの……」


「え!?なに!?なんか声が」


「あ、聖剣だよ!今勇者さんが抜いた聖剣!」


「え!すご!喋れたんだ!」


「僕を抜いた人とは喋れるんだ。それで、僕を抜いたってことは勇者さん……なんだよね?」


「そうだよ!おじいちゃんに昔からの予言でお前は勇者だとか何とか言われたし!」


「そう……なんだね!勇者さん!これからよろしく!」

僕はイメージとは全然違ったり姿がかわいくなってショックだったがこれから一緒に戦う勇者さんに挨拶をした。


「よろしくね!」


 とりあえず勇者さんに説明しなきゃいけないことを説明する。


「勇者さん、僕を抜いたときに能力が一つ得られるんだ。」


「能力?」


「そう。炎を剣にまとわせたいとか剣からビームを出したいとか剣に能力をつけられるんだ。どんな能力がいいとか今決めてもらえると嬉しいな」


「うーん。能力か……」


勇者さんは悩んでいるようだった。

当然だよね。

一つしか得られないんだし。


その時勇者さんが一つの疑問を投げかける。


「それって剣を別の姿にしたりできるの?」


「別の姿?うん!できるよ!ドラゴンとかに変身させたりね!」


僕ドラゴンとかかっこいい姿になって戦っちゃうのかな!とワクワクしていた。

そうしていると、突然勇者さんが語り始める。


「実は、私ね、勇者として幼いころからおじいちゃんに鍛えられていたから遊ぶ時間もなかったし、友達もいなかったんだ。」


「そうだったんだ……」


僕はその話を聞いて同情をした。


「でも!これからは僕がいるよ!」


「エクセちゃん……」


「エクセちゃん!?」


唐突に変な呼び方をされて動揺する。


「エクセカリオンなんでしょ。だからエクセちゃん。」


「……まぁ、いいけどさ……」


僕は渋々その呼び方を了承する。


「エクスちゃんありがとね!一緒にいてくれるって言ってくれて。でも賢者一緒に遊べないでしょ?だから考えたんだ!エクセちゃん女の子になって!」


「え?」


その時だった。

僕は光に包まれる。

そして頭にリボンをつけてドレスを着た小柄な金髪の女の子になっていた。


「な、な、な」


「かわいい!」


勇者さんが抱き着いてくる。


「何してるの!?大事な能力だよ!?それをこんな能力に!?」


「うん!大事な能力だからこうしたんだ!」


僕は頭が真っ白になった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ