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64 エルエル、ウナギに襲われる!

 

「「「「ちょっ!?ちょっ!!ちょおおおおおおっ?!!」」」」


 ヌルヌルのウナギは私達の身体落ちそこから服の中に入ろうとしてくる。

 ま、まずいこのままではハニーと同じ様な目にあってしまう。私達は胸元に落ちてきたウナギを捕まえようと両手で強く握った。

 しかしヌルッと手の中から抜けて服の中に落ちていく。


「「「「うひゃああああああああああんっ!??!?!?!」」」」


 ヌルヌルのウナギが服の中に入り気持ち悪くて全員同時に変な声が出る。最悪のハモりだ。

 そして服の中に入ったウナギは体を這ってヌルヌルと激しく動き回る。


「うひいいいいいっ!!ちょ、ちょ、ちょ!!やめっ……あっ!!あはぁんっ!!」

「あっ!?やっ!!あふぅん!!」

「わ、わ、わあああっ!?!だ、だ、ダメダメダメですううう!!!あひぃぃん!!」


 服の中のウナギを制止させようと服の上から掴もうとしたりぴょんぴょん跳ねたりするがうまくいかず変な所にヌルヌルしたウナギの身体が当たり変な声が何度も出る。横でボロニアとアルルも似たような状態になっている。


「あひゃはぁああああああん!!!!」


 リンネットはすっ転んで水の中に落ちた分余計に酷い状況になっている。

 ウナギのみならず他の魚も服の中に入りまくって胸や×××に絡みつかれて身体をビクンビクンさせてながらとんでもない声を出している。


「あっ!!!ああああっ!!!あんっ!あんっ!あんっ!!らめ……!!!らめぇっ!!!!!らめぇらめぇ!!!!もうゆるひてええええええええええっ!!!!!」


 自分の事をオレとか言っていたリンネットが中でも一番酷い声で叫ぶ状況に陥っている。……なんか見ちゃいけない物を見ている気がするな。


 そんな状況に町行く人達の注目が集まってざわざわしているのに気付く。

 親子連れの親は子供の目を伏せその場から離れているのが尻目に見える。


「う……うううう……」


「「「「「み、見ちゃらめえええええええええ~~~っ!!!!!」」」」」


 私達は恥ずかしさのあまり情けない声を周囲に響かせた。





「はぁはぁ……た、助かった……」

「ううう……またこんな目に会うなんて……」

「だ、大丈夫ですかリンネットさん……」

「だ、大丈夫だじぇ……あひぇ……」


 私達はなんとか服の中からウナギを出す事に成功し地面にうなだれていた。


「は、ハニーこれでもう大丈夫……」

「はぁはぁ……」


 屋台の向こうを見るとカップル2人もなんとか助かった様だ。


「ダーリン……」

「ハニー!なんだい!?このふざけたハレンチなボロ屋台にクレームかい!?

 任せてくれたまえ!!ボクのパパに言ってこんな奴ら……!!」


 やはり矛先はこっちに来るか。まぁどうせそんな事言いながらまたアホくさいイチャつきが始まるんだろ。


「ダーリンごめんなさい……私この人……いやこのウナギに惚れちゃったわ……」

「え……ええっ!?!!?」


「「「「えっ」」」」


 と思ったら意外な展開になった。

 ハニーは自分の身体に這っていたヌルヌルのウナギを抱きしめる。


「情熱的なスキンシップをしてくれるこのウナギさんこそ私の求めていた相手なの……ダーリンごめんなさい……いきましょう新ダーリン……」

「は、ハニー……嘘だろ……ハニイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!


 ハニーはぬるぬるのウナギを掴んだまま遠くへ去って行ってしまった。その様子を見てダーリンはその場に崩れ落ちる。


「こ、コラアアアアアア!!!キミ達どうしてくれるんだ!!!!!

 二度と来ないからなこんな店!!ま、待ってくれハニー!!!」


「す、すみませんだぜ……」

「あわわわ……ご、ごめんなさい……」


 ボロニアとリンネットの謝罪も聞かずハニーを追いかけダーリンは走って行ってしまった。

 私達は1組のカップルを破局させてしまった。おそるべき金魚すくい。


「私達が悪いんですかこれ」

「違うと思うわ」

「やっぱりもっと小さい種類の魚じゃないとこうなっちまうんだな……」

「い、今の魚の種類の問題なんですかね……?」


 今の騒ぎで屋台周りがビチャビチャになって魚も何匹か飛び散ってしまった。


「あ、あわわわお魚さんが~!待ってくださ~い!」

「うーこれじゃ商売にならないぜ」

「全部捕まえて水槽の中に戻しましょ」

「めんどくさいですねぇ……」


 私達はゆっくり立ち上がり魚を拾い始めようとした時、向こう側からこっちとは打って変わって大盛り上がりしている声が聞こえてくる。


「はーい♡!焼きそば一丁ー♡!」

「お待たせしました~!!」

「秘技!鉄板返しでござる!」


「「むっ!?」」


 ちっ。この間も聞いた事があるこの声は間違いなく奴らだ。


ここまで読んでくれてありがとうございます!

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