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Fortune-teller  作者: marimo
インスピレーション
87/266

インスピレーション2

「浅木さんから、色々と当日の内容を教えられて、一部見せてもらえない資料があって、大丈夫かなと思っていたけれど、

「大丈夫だって、なんとかなるって」と言っている声が聞こえた。割と大雑把に決めてあるみたいで、変更が多いらしくて、

「当日、色々と変わってくるかもしれないから、覚悟してね」と浅木さんに言われた。

「どうしてですか?」

「時間が押したりあまったりするから、それにあわせてスケジュールを変更するのよ。企画によって時間が取られたりするからね。バタバタするかもしれないけれど、臨機応変に対応していかないとね」

「そうですか」

「人前で占うのは初めて?」

「小学校のときから、占いはやらされていましたけれど、それもクラス単位ぐらいですから」

「そう」

「大勢の前では無理かもしれない。集中力が途切れると駄目だから」

「集中力?」そばの人が驚いていたけれど、

「そうね、当日はうるさくなるだろうから、その辺も覚悟してね」と言われて、考えていた。浅木さんが色見本を私に合わせてくれて、

衣装もそれなりにしたほうがいいと言う意見があってね。作ってもらうか買ってもらうか思案中よ」

「え、そうなんですか?」

「ショーアップしたいみたいだし」ちょっと不安……。

「そんな顔をしないで、大丈夫よ。司会進行に従ってやってもらうだけだから。ただ、東条君はそういうのに慣れているからいいけど、あなたはステージとか立った経験は?」

「一人ではないです」

「そうよね。せいぜい学芸会ぐらいよね」

「浅木さんは主役をやれそうですね」それぐらい綺麗だった。

「私は背が高かったから、キリンよ」と言われて唖然とした。

「綺麗なのに?」

「ありがとう。でも、真珠ちゃんみたいに背が低くめのほうがかわいいでしょ。男の人にとってはね」

「そうですか?」と驚いたけれど、笑っていただけだった。


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