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詩全集

森と沈もう

作者: 那須茄子

葉擦れの音もしない深い森のなか

不純物が森の記憶の海となり

底に沈んでく


音のない映像がずっと映る

何の生命の音もしない

暗い底


ふっと

頭上から不意に光が降る

それは万華鏡の模様みたいに

くっついたり離れたり引っ張り合ったりする


あぁなるほど

あなたが夢見る記憶なのね

森よゆっくりお眠り


そっと抱き締め

底へ底へ

自らも沈む


斑な光が迷う

光と光が出逢う

寒いから重ね着で一息つきましょっ


どれほど長くかかってもいい

森よ沈め


また一緒にいつか......


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