僕は夢を見た(66) 奪われた秘宝
宴もたけなわ、エルマと僕の居る所へロイが挨拶に来た。
ロイ:「よしひろう殿、エルマ、先日はお世話になりました。」
ロイの横には年配の温和そうな男性が立っている。
その年配の男性も挨拶をする。
年配の男性:「うちの息子が世話になりました。ありがとう。」
年配の男性:「私は「ローランド・ラドフォード」。ロイの父親です。」
ロイのお父さんに気がついたエリーが挨拶をする。
エリー:「叔父様、ご機嫌よう。」
ローランド:「姫様もご機嫌麗しゅうございます。」
よしひろう:「叔父様?」
エリー:「ラドフォード卿は父様の弟じゃ。」
エリー:「なのでロイは従兄弟にあたる。」
うんうんとにこやかに頷くロイ。
よしひろう:「そうとは知らず、先日は失礼をいたしました。」
頭を深く下げる僕にロイが「そんなにあらたまらないでくれと」制止した。
ロイ:「よしひろう殿とエルマのおかげでトロールを倒す事ができたのですから。」
エルマとヒソヒソ話をする僕。
よしひろう:「(おい、エルマ。)」
エルマ:「(なに?)」
よしひろう:「(ロイ、いいとこのお坊っちゃんじゃねえか。)」
エルマ:「(それで?)」
よしひろう:「(それにすっげえいい人みたいじゃん。)」
エルマ:「(そうね。)」
よしひろう:「(そんないい人の顔を思いっきり引っ張たいてたのか?)」
エルマ:「(何か問題でも?)」
澄まし顔で平然と答えるエルマに僕は頭を抱えた。
よしひろう:「うちのエルマが無礼を働いてすいませんでした。」
ロイ:「あれは僕が悪かったんですから(苦笑)」
エルマ:「「うちのエルマ」って何よ?猫みたいに言わないで。」
そんな他愛もない話をしていると、外から「ドーン!」と大きな音がした。
窓から外を見ると、打ち上げ花火を上げている城壁の外郭の一つで大爆発が起こっていた。
そして四方八方に花火が撒き散らされる。
その中の一発が講堂目掛けて飛んできた。
エルマを庇うようにしてしゃがむ僕。
「ドォーン!」という凄まじい音がしたが講堂は無事だった。
間一髪のところで魔法学校の先生がプロテクションの魔法を講堂に張ったのだ。
しかし、その場は騒然となり、人々は避難 を始める。
王家一家とリズは召し使いと騎士に促され一ヶ所に集まり守られていた。
打ち上げ花火の暴発が続き轟音が鳴り響く中、かすかに鐘の音が聞こえる。
よしひろう:「エルマ?鐘の音が聞こえないか?」
エルマ:「え?…ほんとだ!?」
魔法学校の校長先生もその音に気づいたのか、慌てた様子で講堂を後にする。
しばらくすると顔を真っ青にして校長先生が戻ってきた。
何やら国王陛下に説明をしているようだ。
国王陛下:「何たる事か!」
国王陛下:「急ぎ人を集めよ!!」
校長先生:「そのような暇はございますまい。この場に居るもので何とかしなければ。」
エリー:「ヒロがおる!!」
エナ:「そうよ!ヒロよ!」
ジア:「…賛成です。」
リズ:「ヒロって兄ちゃんの事か?」
3人の皇女が僕を指差している。
早くこっちへ来いとセナが僕を手招きしている。
エルマと共に国王陛下の下へと駆け寄る。
よしひろう:「いかがなさいましたか?」
校長先生:「かいつまんで説明すると、王家に代々伝わる宝が盗まれた。」
校長先生:「「魔神の心臓」と言われる黒い魔封石とそれを制御すると言われる「漆黒の指輪」じゃ。」
校長先生:「あまりに禍々しいので学校内で封印され、保管されてきた。」
校長先生:「あんな物を欲しがる者もなどおらぬと思っていたが…」
校長先生:「それを何とか取り戻して欲しい。」
国王陛下:「娘達の信頼厚いそなた達なら取り戻してくれると余は信じている。」
国王陛下:「今はそなた達だけが頼りじゃ。」
レギオナ:「(強い魔力を感じますわ。)」
レギオナ:「(この腐ったような魔力の波動。間違いありませんわ。)」
よしひろう:「(追えるか?)」
レギオナ:「(もちろんです。)」
よしひろう:「分かりました!取り戻して来ます!」
そこにレンジャーが4人現れた。
レンジャー:「犯人の居場所が分かったらこの信号筒を打ち上げてくれ。」
レンジャー:「さすれば、我々も駆けつける。」
よしひろう:「はい!」
よしひろう:「エルマ、行くぞ!」
エルマ:「承知!」
エルマを背負い、窓から飛翔する僕。
飛びながら雑嚢からレギオナを取り出す。
レギオナは白い梟に変身していた。
よしひろう:「(レギオナ!頼むぞ!!)」
レギオナ:「(御意!付いてきてくだい!!)」
僕とエルマを先導し飛行する白い梟。
レギオナ:「(近いですわ!)」
眼下を見下ろすと大きな廃屋が有り、四つ角に人が立ち周囲を監視していた。
よしひろう:「(この中か?)」
レギオナ:「(はい。)」
赤い信号弾を打ち上げる僕。
そして廃屋の前に降り立った。
両側に立つ見張りが僕たちに気づき走って来る。
エルマ::「私が左、ヒロが右ね!」
間髪置かずにアローでその見張りを撃ち倒す僕とエルマ。
白い梟が僕の肩に停まる。
レギオナ:「(かなりの数の気配が屋内からしますわ。)」
よしひろう:「(ありがとう。レギオナ。)」
よしひろう:「行くか?」
エルマ:「もちろんよ(笑)」
エルマ:「ファイヤーボール!」
「ドッカーン!」
廃屋の扉を魔法で吹き飛ばすエルマ。
屋内で何人かが火達磨になるのが見えた。
いきなりすぎて呆然とする僕。
よしひろう:「もうちょっとやり方ってものがあるだろう?」
エルマ:「何事も最初が肝心なのよ。」
屋内へ入って行く二人。
周囲を見ると居るわ居るわ。
軽く5、60人は居るように思われた。
よしひろう:「(レギオナ、宝はどこだ?)」
レギオナ:「(2階ですわ。)」
よしひろう:「国王陛下の命で来た!盗んだ宝を返してもらおう!」
賊はヘラヘラと笑いながら剣を抜き近づいてくる。
よしひろう:「それ以上近づくと命は無いぞ!」
いつでも刀を抜けるよう身構える僕。
その瞬間、窓を割って四方から突入してくるレンジャー4人。
瞬く間に2、3人ずつを切り伏せた。
レンジャー:「待たせた!よしひろう殿!!」
乱戦状態になる1階の大広間。
レンジャー:「さぁ、この隙に進まれよ!」
よしひろう:「はい!」
途中、数人を斬り倒しながら階段を駆け上がる僕とエルマ。
レギオナ:「(上がって右の部屋です。)」
階段を上がりきり、右側の扉を蹴破り中へと入る。
部屋の壁に沿って2、30人は居るだろうか。
部屋の一番奥に髪の長い優男が一人。
そしてその横にローブで顔を隠した男が一人居た。
優男:「おっと、ちょっと待っててくんな。」
そう言うと優男はローブを着た男に黒い魔封石と漆黒の指輪を渡す。
ローブの男が顔を隠した上からほくそ笑むのが分かった。
ローブの男:「リターン…」
瞬間に消えるローブの男。
よしひろう:「しまった!!」
優男:「フハハハハ!」
優男:「俺の名は「疾風のサザーランド」。」
サザーランド:「お前が噂の「よしひろう」か?」
よしひろう:「そうだ!」
サザーランド:「お前の事はずっと目障りだったんだよ。」
サザーランド:「何が勇者だ!もうね、ウザすぎ。死ねっつーんだよ!!」
サザーランド:「しかも下にはレンジャーが4人も参上とは、そんなにあの宝が大事ってか?(笑)」
よしひろう:「(レギオナ、まだあの宝は探知可能か?)」
レギオナ:「(はい。まだなんとか行けますわ。)」
よしひろう:「(行ってくれ!)」
レギオナ:「(でもヒロ様が…)」
よしひろう:「(俺なら大丈夫!行け!)」
レギオナ:「(御意!)」
僕の肩から羽ばたいて宝の元へと飛び去る白い梟。
サザーランド:「おい!信号弾を上げろ!」
と部下に命じる。
そして部下は窓から外へ向けて緑の信号弾を放った。
僕は刀を一旦鞘に収め抜刀する構えを取る。
僕の後ろではエルマがマジックアローの詠唱をこっそり始めていた。
エルマ:「我が力の源たるマナよ、連なりしその力は見敵必殺たる光の一撃とならん…」
エルマ:「マジックアロー!」
十二本の矢がエルマの杖に付いた魔封石から放たれる。
それが合図となり戦いが始まった。
疾風の一味が襲いかかって来る。
よしひろう:「烈風斬!」
抜刀すると同時に横一文字に全てを切り裂く風が生まれる。
真っ二つになり倒れ込む男数名。
サザーランドが動いた。
瞬時に目の前に現れたかと思うとナイフを喉に向けて突き刺してくる。
よしひろう:「うぉ!?」
寸での所で間一髪避ける僕。
レギオナとの戦いの経験がなければ、間違いなく殺られていただろう。
エルマ:「マジックアロー!」
エルマの魔法攻撃第二陣がサザーランドの部下達を襲う。
マジックアローの一本がサザーランドを追い詰める。
が、サザーランドの動きも目に見えないくらい素早く、マジックアローが幾度もかわされていった。
段々と威力が薄れていき、終いには消えて無くなる。
「フッ」と笑いヤレヤレといった格好をするサザーランド。
サザーランド:「俺の役目はここまでだ。」
よしひろう:「どういうことだ!?」
サザーランド:「さっきの信号はアレだ。なんていうか、王家抹殺の狼煙?みたいな?(笑)」
サザーランド:「今ごろ「暴風」の奴等が皆殺しにしているハズだ。ウヒャヒャヒャ。」
サザーランドの顔がひきつったような笑い顔に変わった。
サザーランド:「ヒィィィヒャヒャヒャヒャ」
よしひろう:「なん…だと?」
しまった…大失態だ…
これは陽動作戦で罠にはまったのは僕らの方だったのだ。
よしひろう:「(レギオナ!聞こえるか!!)」
レギオナ:「(はい、主殿。)」
よしひろう:「(今すぐ講堂に戻って姫様達を守ってやってくれ!!)」
レギオナ:「(宝の追跡はいいのですか?)」
よしひろう:「(それは後でいい。今すぐ行ってくれ!!)」
レギオナ:「(御意!)」
急な方向転換をし、講堂へと向かうレギオナ。
時間を遡る事少し。
緑の信号弾を見た暴風の一味、約100人程が円陣を組み、リターンの魔法を発動させる。
目指すは魔法学校の講堂。
講堂に現れた大人数の賊に混乱する講堂。
男:「俺は「暴風のガンホーク」だ!」
巨漢の男が吠える。
ガンホーク:「国王一家の命貰い受けに来た!」
一斉に襲いかかる暴風の一味。
百人もの賊を相手に奮戦するセナ達騎士十数名とそれぞれの姫付きの召し使い達。
だが、賊の勢いに飲まれ分散してしまう。
防御陣を突破され、ジアが賊の一人に捕まってしまう。
腕を捕まれ乱暴に引っ張られるジア。
ジア:「キャァ!」
ジアのドレスの胸元に手をやりドレスを引き裂く男。
あらわになる乳房。
ジア:「ヤメテェェェ!!」
賊の一人がジアを押し倒したその時…
その男が股間を押さえて床をのたうち回る。
すくっと立ち上がるジア。
ジア:「ヤメロっつってんだろ!」
ジアの目が据わっている。
ジア:「誰か剣を!」
国王陛下が剣をソッとジアに差し出した。
その剣の柄を掴み、剣を抜くジア。
ジア:「我こそはアークランドの第一皇女フリージア!命が惜しくなくば、かかって来い!」
そう言うと床を転げ回る賊に剣を振り下ろし一刀両断にする。
エナ:「あーあ、ジア姉、キレちゃった…」
エリー:「こういう時は頼もしいのう(泣笑)」
これで一気に形成が逆転する。
賊をバッサバッサと切り伏せていくジア。
既に十数人を倒していた。
たまらず逃げ腰になっていく暴風の一味。
ガンホーク:「俺が相手だ!」
ジア:「ほぉ!面白い!!かかって来い!!!」
凄まじい剣の応酬が繰り広げられた。
周囲の騎士や賊も戦うのを忘れ、その始終を食い入るように見つめる。
ガンホークの巨漢が振り下ろす剣を片手で持つ剣で軽く受け止めるジア。
胸が露になっていることなど意にも介していないようだ。
その戦いぶりは戦乙女さながらであった。
ガンホークの息が荒くなる。
逆にジアの息は全く乱れていない。
ジア:「これで終わりか?」
勝ち誇ったように剣先をガンホークに向けて微笑むジア。
ジアはここで少し油断してしまった。
ガンホークが隠し持っていた灰をジアの顔目掛けて投げつける。
堪らず目を閉じるジア。
そこにガンホーク渾身の一撃が振り下ろされた。
ガンホーク:「圧殺撃!!!」
両手でその一撃を受け止めるジア。
ガンホークの強力な最終奥義で床が砕けて破片が飛び散る。
その破片の一つがジアの頭に当たり、意識を失うジア。
力なくその場に倒れ込むジアを見て勝ち誇るガンホーク。
ガンホーク:「何見てやがんだ!皆殺しだ!」
その言葉に我にかえり再び戦いを始める暴風の一味。
ジアに止めを刺そうとするガンホークの前に両手を広げて立ち塞がるエナ。
ガンホーク:「お嬢ちゃん何のつもりだ?」
ガンホーク:「どうせ早いか遅いかの差で皆死ぬんだぞ?(笑)」
そういうとエナの胸元に剣先を置き、ドレスを引き裂く。
辱しめを受け涙目になりながらも頑として動こうとしないエナ。
ガンホーク:「じゃ、テメエから死ね!」
エリー:「エナ姉様っ!!」
セナ:「エカテリーナ様っ!!!」
ガンホークが剣を振り上げ、振り下ろそうとした瞬間、白い梟がガンホークの前に現れた。
驚いて一歩下がるガンホーク。
エナの目の前で白い梟が人の形に変わっていく。
レギオナ:「エカテリーナ様、お待たせいたしました。」
エナ:「あ…あなたは誰?」
震える声で問いかける。
レギオナ:「私はレギオナ。ヒロ様の使い魔でございます。」
ヒロという名を聞き涙でクシャクシャになるエナ。
そして慌てて胸元を隠す。
ガンホーク:「てめーは誰だ!?俺を無視しやがって!!」
ガンホーク:「圧殺撃!!!!」
エナの方を向いたままその一撃を人差し指と中指で止めてみせるレギオナ。
床もびくともしない。
しかも、ガンホークが押しても引いても剣はピクリとも動かないのだ。
その剣を手から離し、もう一本の剣を抜くガンホーク。
レギオナは振り向き様に手に持つ剣をガンホーク目掛けて放とうとしたが、それをエナが制した。
エナ:「そいつは殺さないで!!」
レギオナ:「御意。」
レギオナは指に挟んだ剣をくるりと回し、柄の部分でガンホークのみぞおちに一撃を放った。
一瞬で気を失うガンホーク。
レギオナ:「他の者はいかがいたしましょうか?」
エナ:「お任せするわ。」
レギオナ:「御意!」
後は一方的な殺し合いだった。
近くのテーブルに置いてあったアイスボックスから氷を手に取り、賊の頭目掛けて親指で弾いて飛ばすレギオナ。
その氷に当たり、頭が吹き飛ぶ賊の男達。
頭が倒れたのを見て逃げ出す者も多数いた。
騎士や召し使いの奮戦もあり、誰一人怪我をすることもなく事態は収拾した。
ジア:「うーん…」
エナ:「ジア姉様っ!目が覚めた!?」
ジア:「…えーっと…何で私のドレスが!?」
と慌てて前を隠し顔を真っ赤にするジア。
エリー:「そなた、ヒロの使い魔とな?」
レギオナ:「はい。そうでございます。」
とエリーの前で跪くレギオナ。
エリー:「ヒロに使い魔とは!」
と目を輝かせて喜ぶエリー。
そしてレギオナに抱きついた。
エリー:「助けてくれて、ありがとう」
また時間を遡ること少し…
サザーランド:「僕ちゃんのお仕事は終わりでちゅ。」
と人を小馬鹿にしたような言い方をする。
それが僕の怒りに火を着けた。
刀を横にして爆発する様を想像する。
目の前に赤い魔方陣が現れた。
部屋の全てを魔方陣の中に捕らえる。
サザーランド:「今度こそ死ねぇ!!」
再び僕の前に瞬間的に現れナイフを突き立ててくるサザーランド。
よしひろう:「しまった!!」
力に集中しすぎていたせいで避けられない。
エルマ:「アロー!!」
サザーランドの一撃が僕に当たる直前にエルマのアローが放たれ飛び退くサザーランド。
サザーランド:「チッ」
サザーランド:「てめえらずらかるぞ!」
賊の男:「へい!お頭!!」
と言った瞬間に僕が刀を振り下ろす。
技の名前は自然と出てきた。
よしひろう:「爆砕陣!!」
赤く光った魔方陣の中が爆発し、炎を上げる。
魔方陣の外には影響を与えない、正に陣の中だけを爆砕する力。
爆砕が終わった部屋を見渡すと誰一人立っていなかった。
円形に天井には大穴が空き床も砕けて一階の部屋が見えていた。
よしひろう:「(レギオナ、聞こえるか?)」
レギオナ:「(はい、聞こえていますわ。)」
よしひろう:「(そっちの状況はどうだ?)」
レギオナ:「(大丈夫、みんな無事です。)」
よしひろう:「(ありがとう。)」
レギオナ:「(姫様からもそう言われましたわ。「ありがとう」と。)」
よしひろう:「(そうか。)」
レギオナ:「(良い言葉ですわね…ありがとうって。)」
よしひろう:「(そうだな。)」
1階の戦闘が終わったのだろう。
レンジャーが2階に上がって来た。
レンジャーに姫様達が危なかった事を告げる。
そして最強の守護者を既に送ったことを。
皆が無事であることを。
それでも慌てて講堂へと戻るレンジャー。
僕もエルマと一緒に空を飛んで講堂へと戻る。
よしひろう:「とんだデビュー戦になってしまったな(苦笑)」
エルマ:「おかげでこの杖の威力を知る事ができたわ。」
よしひろう:「僕も新しい技を覚えることができたし!」
エルマ:「姫様達も無事で良かった!」
よしひろう:「エルマ、ありがとう。」
よしひろう:「あのタイミングでアローが無かったら僕は死んでたよ。」
エルマ:「どういたしまして。」
エルマ:「私たち、良いチームになれそう?」
よしひろう:「もちろんさ、掛け替えのないパートナーだ。」




