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第八章 真実の鍵
今回、いつもより長いです。
「大丈夫?きらら。心配したのよ、あんなに元気だったのに急に倒れたんだから。」
「ごめんなさい。」
「謝らなくていいのよ。きららが悪い訳じゃないんだから。」
ああ、また迷惑かけちゃった。
いつもドジなのに、もっとドジになってしまった。
「さあ、そろそろ家に着くわよ。」
「ありがとう、お母さん。」
こんなの初めてで、不思議な気持ちになった。
「今から卵粥作るわね。」
「ありがとう。」
「布団とビニール袋用意したから、ゆっくり寝てなさい。」
「うん、ありがとう。」
部屋に行くと、お母さんの言った通りになっていた。
「…。」
少し引き出しを開けてペンダントを出してみる。
その途端、心臓が早鐘を打ち出し、唐突な吐き気に襲われた。
「…っ…が…っ…」
お母さんの用意してくれたビニール袋を咄嗟に掴み、吐いた。
「はあ、はあ…」
ペンダントを再び見ると、今度は眠気が差してきた。
「…っ…ふ…。」
ペンダントを強く握り締めながら、そのまま眠りについてしまった。
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