表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

第十章 「お父さん」とお父さん

とうとう、全ての真相が明らかになります。

「お母さん、ちょっと話したいことがあるの。」


思い切ってお母さんに話し掛ける。


「どうしたのきらら。そんな血相を変えて。」


「この間話したペンダントのことで...」


そう言って私はペンダントを見せる。

その途端、お母さんはハッとしたような顔になった。

結局、あの後お母さんは「わからない」と言って話をはぐらかしてしまっていた。


「...分かったわ、全部話すけど動揺しないで。」


ドキン、ドキン


途端に心臓が早鐘を打ち出す。

そしてとうとう全ての真相が、始まりだした。



あの日、私は清志さん、きららのお父さんになるはずだった人と付き合い始めたわ。でも、

私は今社長の会社の前社長に思いを寄せられていたの。

その後清志さんと前社長が喧嘩して、清志さんは酷い怪我をして入院してしまったの。

その間に私は、前社長に無理矢理駆け落ちさせられて今の場所に居るわけなの。

そして前社長は清志さんをクビにして本社を移転させた。

でもその数年後、前社長が轢き逃げに遭ったの。

犯人は...清志さんだった。

当時私は妊娠していたから、全く動けなかったわ。そう、その時お腹の中に居たのがきららよ。

つまり、「お父さん」を殺したのがお父さんだったわけよ。


「これが、本当のきららのお父さんよ。」


お母さんが化粧箱からロケットペンダントを取り出して私に見せる。

そこに写っていた男の人は...優しそうな顔をしていて、ほんの少し私に似ている気がした。


「これが...私のお父さん...?」


「そう、きららに似てるでしょう。」


「...うぅっ...っ...」


どうしてかわからないけど、何かを感じて涙が止まらない。


「...うっ...わあぁぁぁぁぁん!」


「ぁぁぁぁっ...」


泣き続ける私を、お母さんは優しく撫でてくれた。



「お母さん。」


「なあに?」


「お父さんには...会えるの?」


☆*......*☆......☆*......*☆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ