一話 反乱、はじめました。
世界が魔物に支配されて10年。
僕は反乱軍に所属している。
まぁ、反乱軍と言っても僕を含めて5人なんだけどね…
まぁ、その話はさておき、魔物に従って奴隷のような生活を送るのも今日で終わりだ。
さてと、僕たちの反乱を始めよう。
僕たちは
「ルイ!今だ!」
「おう!任せろ!」
ルイの弓がゴブリンの足を貫く
グルルと唸るゴブリンは矢の飛んできた方向に気をとられる。
「しぃねぇぇえ!」
僕は力いっぱい剣でゴブリンを切り裂いた。
黒い霧のようになってゴブリンは霧散した。
「や、やったぞ…魔物に逆らってやったんだ!」
ルイが言うまで僕は実感がわかなかった…
ハッと我にかえり僕にも実感がふつふつと湧いてきた。
「そ、そうだね!僕たち2人でもやれたんだ!他の3人もいたら敵なしだよ!」
「あぁ!そうだな!3人もそろそろ戻って来るだろうし、俺たちも基地に戻ろう。」
「うん。そうしよう。」
僕たちは街から離れた山に基地を作っている。
そこに5人で住んでる。もちろん、電気もガスもないけど…
明かりは火を使って、水と食料は近くの川でとってる。
「おぉ!お前ら!どこ言ってたんだ?」
基地のドアを開けた途端テツが僕たちに聞いた。
「俺たちはついにやったぞ!ゴブリンを倒してやったんだ!」
ルイが自慢気に話す。
「手強かったか?」
「ううん!僕たち2人でも全然余裕だったよ!」
「なになに?2人先にやったの?」
「えぇ!先にやっちゃったんです⁉︎」
アカリとミホも会話に入ってきた。
ちなみに、テツ、僕、アカリ、ミホの順だ。
「でも、ゴブリンが昼に…それと、群れじゃなかったのはおかしいな。」
テツがゴブリンの性質を思い出して言った。
ゴブリンは夜や、洞窟などの暗いところで群れになって動くらしい。
「2人とも、しっかり匂いを落とすんだぞ。ゴブリンは鼻が効くらしいからな。」
「あ、うん。わかったよ。」
「おっけー!じゃ、川にでも行くか。」
今回は昼に単独のゴブリンだったからなんとかなったけど、群れに勝つにはもっと強くならなきゃね。
それと、僕たちの反乱はまだ始まったばかりだ。
まだまだ油断はできないね!
はじめまして。
おたまごです。この作品は処女作な上、投稿は不定期、さらに、一話一話がとても短いですが、もしよろしければ最後までお付き合いください。