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二人のはじめてのホワイトデー

作者: 櫻田
掲載日:2017/03/14

 私は今、人通りが少ない道を二人で並んで歩いていた。

私の隣には幼馴染の男の子である彼がいた。彼とは今年のバレンタインに私の方からバレンタインチョコを渡す時に一緒に告白し、付き合うようになった。

そんな二人が付き合い始めて一か月たった今日この頃、私は少し期待していた。

そう、今日はホワイトデーなのだ。バレンタインに贈り物した相手にお返しをするあのホワイトデーなのだ。

私は彼の話を聴きながら

きっとホワイトデーには何かお返しをくれるだろうなぁ…

とか

どんなお返しがくるのだろうなぁ…

とか

もしかしたら、忘れているのかなぁ…

みたいな事をずっと考えていた。

 幾分か歩いた後、私の家の前についた。

(今日はホワイトデーなんだけどなぁ)

そう思ったが、それを伝えて何もなかった時にショックを受けるだろうなぁと考えた私は

「また明日ね」

それだけを彼に伝えて家の中に入ろうとした

その時だった。

「ちょっと待って」

彼の少し大きな声に私が振り向くと、私に向かって手招きをしている彼がいた。

その手招きに答えるように私は彼の元に行くと

「はい、これ」

彼は私の手を掴むとその手のひらに少し乱暴に、袋の口をリボンで縛ってある小さく包まれた物を手渡した。

「今日ホワイトデーだろ、だから」

彼が照れくさそうにそう言った。

私は自分の顔が熱くなっていくのを感じた。嬉しさのあまり飛び跳ねそうになったが、気持ちを抑え彼の顔を見ると、彼の顔も耳まで真っ赤になっていた。

私はそれがおかしくて

「アッハハハ~」

と笑い出した。

彼は少し固まっていたがその後一緒に

「アッハハハ~」

と笑い出していた。

ひとしきり二人で笑った後、私は彼の顔みながら

「ありがとう」

と笑顔で言った。

彼は少し照れくさそうに人差し指で頬をかきながら

「どういたしまして」

と私の顔をみながら笑顔で言った。

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― 新着の感想 ―
[一言]  楽しそうです。
2017/03/15 11:27 退会済み
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