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紫水晶の回帰  作者: 秋雨
紫水晶の記憶
13/94

閑話 報告書

泉について。


結晶化による影響は強大であり、泉周囲は完全なる聖域と化しており、泉の水は以前よりも強力となっている様です。


以前より確認されていた聖水による毒の解毒効果もより増しており、聖水と共に服用することにより良薬は効きやすく、毒は効果がないものとなります。

又、泉周辺の精霊数は以前の3倍に増えております。


泉の結晶については現在調査中であり、魔道具の素材に期待がされております。魔石以上の耐久性が確認されており、以前より問題となっている魔石の破損がこの結晶に変えることにより解決出来ると思われます。


現在、泉周辺には濃い魔力が充満しており、聖獣の来訪が確認されております。聖獣につきましては、10日に1回程の頻度で確認されております。


泉の透明度は増しており、底まで確認でき、泉の内部も結晶化している様ですが、例の物(王女の心臓)は確認できておりません。

一度潜水の許可を頂きたく思います。


現在まで確認されている事例は以上となります。




紫の宝石がついた装飾品について。


現在、どの様な魔力にも反応する様子はありません。ですが、度々共鳴する様な反応が確認されております。よって特定の魔力でのみ使用可能な魔道具であると思われ、共鳴してる時に例の少女が魔力を使用している事を考えますと、少女の魔力でのみ使用できる物と考えられます。

現在共鳴時に確認された機能は、転移、魔法防壁、形状変化による武器化。

少女の意思により性能が変わると思われ、魔道具としては前代未聞です。

製作者も材質も不明ですが、付いている宝石は純粋な魔力の結晶と推測されます。泉の結晶とも違うと思われ、作製は不可能です。


以上により解明は不可能と判断し、装飾品の調査を終了します。



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