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姉と俺(と母と父)

母の日

作者: 聖魔光闇

花だよ。そう花だよ。

「綺麗な花には棘があるのさ。ふっ! そんな事、言われなくてもわかっているさ。僕も馬鹿じゃないんでね!」


「はぁ? アンタ何言ってんの?」


 部屋に戻る途中、俺の横を通り過ぎようとした姉が、不思議そうに聞いてくる。しかも、顔を歪めて。


「まあ、凡人には理解出来ないね。今の僕に何を言っても無駄だよ。ノックを知らないお姉さん! では、アデュ!」


 俺は振り向きもせずに、そう言って自分の部屋へと戻った。


「何あれ? 訳わかんない」


 姉はそう呟いてキッチンまで行った。




「ねえ、お母さん。アイツ、また変なんだけど……」


「あぁ、あれ? 母の日のプレゼントに薔薇の花をくれたのよ。バカでしょ。カーネーションなのにね」


「で……、何でああなるの?」


「それはね、私に薔薇を差し出した時、棘で指、刺したみたいなの。だから」


「ふ〜ん。じゃ、いつもと変わらないのね。しょうもな〜い」







『名誉の負傷と言えんのか! くそ! バカにしやがって! ……ん? そう言えば、既にバカって言われてたな。なぁんだ、バカにされてないじゃん。じゃあ、いいっか!』


 部屋でこっそり聞いていた俺は、そう思った。





う~ん。何かが引っ掛かる……。


いまいちキレがない(涙)

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― 新着の感想 ―
[一言] オチがよくわかりませんでした… でも母の日にプレゼントするなんて、いい息子ですね☆
2011/05/12 22:25 退会済み
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