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『世界を救った勇者アルベルト 夢の魔法を使ってハーレム性活始めました。伝説のサキュバス待ってろよ!』(真面目な恋愛小説)  作者: 虫松
第九部 セクシーくの一

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第四話 ゼロ部隊参上!くノ一楓の入隊試験 〜着物で艶めくセクシー忍法〜

女体像奪還の功績を認められ、くノ一・楓にゼロ部隊の入隊試験が課されることになった。


場所はなぜか、山間の温泉郷。薄暗く湯けむる中、勇者アルベルトがキリッと叫ぶ。


「ゼロ部隊は実戦も色仕掛けも必要だ!くノ一たる者、その両方で魅せてもらおう!」


楓は静かに頷き、一度深呼吸。


そして湯煙の中から現れたのは!


「これが……セクシーの術・温泉郷バージョン!」


艷やかな赤い着物を片肩だけはだけ、髪を濡らして艶然と笑う楓。

太ももからチラリと見える手裏剣ホルダー、濡れた足に絡む帯……。

風に舞う花びら、なぜか周囲にBGMのように三味線が響く。


セクシー度 MAX!


「す、すごい……!う、美しい……ッッ!!」

アルベルトが両手を合わせて拝むように見つめ、鼻血をブツーッ!


「おいおい、冷静になれよ……」

と横から現れたのは諜報部のナカムラ。

黒スーツにサングラス、情報屋スタイルで冷静そのもの。


楓を見て一言。


「……戦力としては認めるが、これはもう……“何の試験だったっけ?”って感じですね。」


そして少し顔を背けながらポツリ。


「セクハラですよ、勇者さん。完全にアウトです。職権乱用。下手すりゃ訴えられますよ?」


さっちゃんが間髪入れずに全身をファイヤーモードに変化!


「おまえなぁあああああっ!!!」


\ゴオオオオオ!!/


「何が“ゼロ部隊の未来は明るい”だよ!!こちとら背中の鱗までドン引きなんですけどー!?!?」


さらに温泉宿のスタッフも集まってくる。


「えっ、なにこれ罰ゲーム?」

「いやー見てはいけないものを見た気が……」


ゼロ部隊員たちも遠巻きに見ながらコソコソ。


「なぁ、あのくノ一ってマジで入隊するの……?」

「なんか…いろいろとアレだな…」


だが楓は涼しい顔でポーズを決める。


「ふふん、これが“セクシーくノ一の真髄”よ♥」


アルベルトは両手を挙げて高らかに宣言!


「超絶!合格ッ!!ゼロ部隊へようこそ、楓殿!!!」


一同「…………(無言)」


ナカムラ「俺は知らん。巻き込まないでくださいね」


さっちゃん「……このチーム、大丈夫かな」


こうして、くノ一・楓、ゼロ部隊入り。

湯けむりとセクシーの忍者 楓が、ゼロ部隊に新たな波紋を呼ぶのであった!


挿絵(By みてみん)


ゼロ部隊の諜報部のナカムラの部下となった。セクシー忍者 楓

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