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『世界を救った勇者アルベルト 夢の魔法を使ってハーレム性活始めました。伝説のサキュバス待ってろよ!』(真面目な恋愛小説)  作者: 虫松
第五部 マッド錬金術師

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第四話 不老不死の薬、完成!~ギャルと納豆と涙の魔法~

ついに――


カゲツ・ナンバ、念願の“不老不死の薬”が完成した!!


試薬はキラキラと金色に輝き、ぷるんとネバり、見た目はほぼ高級納豆のタレ。

主成分は、あの納豆菌モンスター・ネバタネバタのネバ菌!


研究所・ゴミ屋敷(※相変わらず)

「うっしゃー!できたでぇ!これが…伝説の!納豆不老不死薬《ネバーナルZゼット》や!!」


「名前ダサっ!!パチモンの栄養ドリンクか!てかその机、納豆まみれで実験ノート張り付いてるぞ!読まれへん!」


「…じゃあ、俺が飲むよ。カゲツ、完成おめでとう」


「えっ…?あ、うん……え、ええけど、ほんまにええの?ちょい怖いで……?」


「怖いって言うなら止めろや!なんで“とりあえず飲ます”のノリやねん!!」


ゴクリ…!

アルベルトが《ネバーナルZ》を飲み干す。


「ど、どや? なんか変わった感じするぅ?」


「……体が、熱い……! あれ? ネバってきた? なんか……粘る……」


\ドゥルルルルル……!!!/

突然、アルベルトの体が金色に発光し、次の瞬間――


\ネバアアアァァァァァァァァ!!!!/


「ネバァ……ネバネバ……ワシ、ネバタネバタやないかァァァ!!」


なんと、不老不死にはなったが、納豆モンスターに変身してしまったのである!!


カゲツが、絶叫

「うわあああああ!!! アルベルトがネバってるぅうう!!顔面納豆小僧になっとるぅぅ!!」


「そらなるわ!原材料が“納豆菌100%”なんやから!ラベルに“副作用:完全ネバ化”って書いとけやアホォォ!!」


ネバネバアルベルト「ネバァ……(涙)俺、もう人間に戻れないのか……」


ガゲツギャル、泣く

「アルベルト……うち、うち……! うちが変な実験したから……」


ポロッと、カゲツの涙がアルベルトに触れる。


\キラーンッ/


ネバネバアルベルト「……!? 体が……元に戻る……! ネバが……消えていく……!」


「何この魔法少女展開!?ギャルの涙で納豆解除!?ジャンルどこ!?ディズ◯ーか!!」


\はい元通り!/

「……カゲツ……ありがとう、君の涙が……呪いを解いてくれた」


「もうあんな無茶な実験、せーへん……。せやから……うち、ゼロ部隊に入るわ!」


「ようこそ、ゼロ部隊へ……我らがギャル錬金術師よ!」


「ええ話にまとまってるけど、冷蔵庫の納豆爆発しとるで!!!」


\ドカーン!!/

(冷蔵庫から最後のネバ菌が暴走)


こうして、ギャル・カゲツの不老不死研究は伝説と共に幕を閉じ、

彼女は正式にゼロ部隊の一員として仲間入りしたのだった。


なお、研究所の掃除は全員総出で一週間かかった。

挿絵(By みてみん)


正式にゼロ部隊 科学兵器開発部へと配属になったナンバ・カゲツ


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