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名前を決めて-コノキモチニ-  作者: 鏡恭二
【第1章】 名前を決めてーコノキモチニー

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10/13

95件に埋もれるまどか.....そして見つけた。

まどかが帰った後の夜、蓮と結菜は夜遅くまでママと相撲ごっこをした。

その後蓮はYouTubeを観ていた。

時計の針が夜12時を回っていたのを恭二はあきれたように覚えている。

これか黒沢家における「宇宙的子供寝かしつけ法」だ。 

恭二のスマホにLINEの通知音が鳴る。通知バッジにはーー95件。

ポイ活の通知で埋もれている。

その中、ひとつだけ異彩を放つメッセージが、

『今日はいろいろありがとうございました。一緒に食事できて楽しかったです。

また今度よければ一緒にご飯食べさせてください。』

まどかからだった

恭二は照れ臭さを感じつつも、返信を後回しにして布団にもぐりこんだ。


翌朝、恭二はいつものように静かに目を覚ました。今日は資源ごみの日だ。

プラスチックごみ、段ボール、再生紙のごみをそれぞれ袋に分け、ごみ集積場へと足を運ぶ。

肌寒い朝、町は静かで、彼の足音だけが響いていた。

帰宅後、朝食の準備に取り掛かる。今日のメニューは、トマトと溶き卵のコンソメスープに、トースト。

食材を切り、自動調理鍋に投入しスイッチを押す。

そのまま寝室へ向かい。布団の中で丸まっている蓮を抱きかかえ、そっと抱き上げる。


翌朝、恭二「まだ赤ちゃんなのか?じゃあ。今日はミルクにするか?」

朝からそんな冗談を言いながらリビングへ。

蓮「パパ嫌い」

相変わらず素直な4歳児。そんな蓮をソファに寝かせた瞬間、自動調理鍋のアラームが鳴る。

スープを器に盛りつけ、朝食の準備を整えると、結菜が起きてきた。

結菜「おはよう。」

恭二「ああ。おはよう。」

結菜「今何時?今日雨降るの?」

結菜の朝の定番の質問だ。以前は丁寧に答えていたが、今はスマホで天気アプリを確認するだけ。

恭二「ウェザーニュースだと、午後から雨みたいだな。」

結菜「そう。カッパ着ていこうかな...............。」

結菜は雨に濡れるのが嫌いだ。対して恭二は傘を持たない派。

雨の日はワークマンで買った、撥水ジャケットで対応している。

かつては自然と結菜と相合傘になっていたが、なぜかときめきはしなかった。むしろ現実の重みを感じる日常の象徴だ。

結菜は着替えながら何かを思い出したように言う。

結菜「ねえ。昨日ドアの前で別れ際まどかちゃんに呼び留められていたでしょ?何していたの?」

恭二は一瞬動揺する。親戚の娘とのLINE交換、それだけのことのはずなのに...............。

恭二「連絡先、交換しただけだよ。」

結菜「.........そう。ちゃんと返しなさいよ。私からのLINEも返してくれないくせに。」

耳が痛い。

恭二「通知が多くてわからないんだよ。クーポンばっかでさ........。」

そのやり取りの中、結菜は出勤準備を整え、家を出ていった。


翌朝まどかは気まずい朝を迎える。

父は新聞とテレビに夢中。母が彼女を咎めるように言った

母「予備校もさぼって、いきなりあの家に行くなんてどういうつもり?

今後は連絡してからにしなさい!!」

まどかは返す言葉もなく、ただ「ごめんなさい...............」と小さく言った。


まどか(誰が本当の私を見てくれるの......。)


その時、スマホに通知音が鳴る。

恭二『今度の土曜日。アンパンマンミュージアムに行かないか?』

恭二からだった。

まどかの胸にぽっとひかりが灯る。さっきまでの寂しさがどこかに消えていく..............。

まどか「行く............行きたい..............」


【キョッコロ再びー蓮の覚醒ー】

結菜「そらーかかってきなさい。蓮ー。」

蓮「おらー。」

(どごぉっ)

結菜「だあっ!!」

蓮「がっ。...........くそっ!!」

???「ふっ...............まだまだだな...............」

蓮「!?あなたは..........キョッコロさん!!」

キョッコロ「お前はまだ自分の中の「潜在能力」に気が付いていない。

怒りだ!!怒りの力こそが貴様の潜在能力を呼び覚ますっ!!」

結菜「あのーどちら様ですか?肌の色が違うし......まず人間なんですか?」

キョッコロ「黙っていろっ!!」

(ビシイッ)

恭二「ふっ!!はじまったな...............修行が...............」

結菜「ちょ、ちょっと恭二まで何言ってんの...........って..............え?」

蓮「お父さんは...............僕に...............ミルクを飲ませようとした...............

まだ僕を赤ちゃん扱いするのかーーっ!!」

(ドゴゴゴゴゴゴ)

キョッコロ「おおこれは...............潜在能力が開花して...............」

恭二「すげえ..............蓮...............お前に...........こんな力が...............」

(ギシギシ。バキイッ)

結菜「いや!!家が!!壊れてるんだけどっ!?ローン!!私が払ってるんだけど!!」

蓮「はあああああっ!!」

(家:崩壊)

キョッコロ「......すごい!!この力があれば.......あのフリーシャを倒せる.......かもしれん」

恭二「フッ............そうだな...............一緒に行くか。蓮」

蓮「やだ。キョッコロさんといく。」

恭二「へっ...........!?」(ショック)

結菜「家なくなったじゃない...............。まだローン2380万も残ってんのよ...............。

どうにかしろバカっ!!」

(ゴンっ)

恭二「あいたっ...............」

蓮「ママごめん...............ちょっとやりすぎちゃった。」

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