記録439『拉致事件』
「きゃれらはあああ……わらひらひは元きゃら囮レええ……」
「司祭様たちぎゃあ……保護をゆうしぇんにいいい」
「われれはああ……しゅくいをおおおお」
「もういいよ、どうせ君等の言いたい事分らないし……どうせ行こうと思っていた聖教国家だけ教えてくれない?」
『ひゃいいいい』
惑の冷たい目線に、興奮した大司教達は、司祭達が連れ去ったという聖教国家への場所を確認した。
「?? あれ? 私の地図じゃ辿り着かない場所だ」
「多分シスターが付き添わないと辿り着かないようにところどころ誤魔化している感じだね……多分盗まれた対策じゃない?」
惑の言葉に、唯聖は納得の表情をする。
「さてと、取り敢えず向かう? 本当は宿泊予定だったけどこうなったら何もかも終わった後で少し滞在する方が良いかもしれないね」
「私は良いけど……他3名は?」
「私も行くよ」
「プランも!」
「私はこの後お仕置きサロンがあるから……ごめん」
イネ以外が、救出作戦に参加する事になった。
「私も行こう……王としてマッゾ族を虐げる権限を奪い返す必要がある」
「マッゾ族族長マッゾ・マアアゾも行くぞ!」
「うるせえエ!」
「マッゾオオオ!!」」
サッドサド王に、ぶっ叩かれたマッゾ・マアアゾは、嬉しそうにしながら首輪を掛けられる。
「散歩ついでにな!」
「わおおおん!」
嬉しそうにしながら、マッゾ・マアアゾは嬉しそうに四つん這いになる。




