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記録429『全自動信仰生成マシーン』

「さてと、竜衣ちゃん! ちょっと撥ね飛ばした首を回収して!」

「良いけど……こんなのどうするの?」


竜衣は、唯聖に質問しながら首を手早く回収する。

そして、手の触り心地で、何となく理解出来た。


「あれ? これ生きてる?」

「うん! 兄さんから習った仮死状態! 意識はないけど生きてはいるの! 私の魔力は聖! 聖女の力で首だけで生かしてるの! まあ意識が無くてもこの信徒達は眠りながらでも信仰する事が出来るように魔力がコントロールしているみたいなの!」


その言葉に、ゾクッと寒気を覚えながら竜衣は、袋に首を入れていく。


「でもこんなのどうするの? 信仰って唯聖に?」

「そう! 私が完全な神として顕現し続ける為の道具だよ! 大丈夫! 兄さんと協力すれば私が魔力を出し続けなくても永久機関で信仰ストップせずに生かし続けられるよ!」

「!! マジか……おおおお……」


竜衣は、ドン引きしながら、唯聖に目を輝かせる。


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「え? 唯聖ちゃん? だれ?」

「まあ待ってたら来るよ、多分僕よりあの子の方が狂ってるんじゃないかなあ? ある意味人の願いを叶えるけどそれは何処か歪だったりするんだ!」

「君も代外だよ……惑……」


イネは、呆れる様にリザルを眺める。


「あれは確かに意識も消しているけどある意味で生きとし生きる者としての活動は出来ているからね……あの子はそれ以上さ! あ! 来たああ!」


惑が、嬉しそうに手を振ると、目の前に聖女知実が現れた。


「!! 嘘!」

「っく!」

「プラアアアアアアアアアアアアアン!!」


イネは驚き、エレンは構え、プランは自身の名前を叫びながら驚く。


「お兄様ああ!!」

「やあ! 帰って来たんだね! 唯聖! 流石は僕の妹だ!」

「……臭いが代替品……」

「え?」

「テメエ誰だあああ!! 久しぶりに会ったら兄さんが代替品だった件んんんんんんんんんんんんんん!! ふざけんじゃねえぞおおお!!」


唯聖は、複製惑に飛び蹴りを咬ます。


「gぶやあ!!」


血を噴き出しながら、その場に倒れる。


「ちょ! 唯聖ちゃん過激良い!!」


竜衣は、懐かしい光景に嬉しそうにする。


「ええ……どういうこと……」

「殺す殺す殺す……」

「プラン……」

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