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記録425『祭壇用意』

「神に至るには精神を研ぎ澄ませた上で、自身の正義を知る事、それは知実様は自分の愛に従うと言った守るべきと信ずる道を自身で示しております……ならば後は祭壇を用意して他の神に同意と信仰される方が100人超える事が確実に神へと進化を遂げれます」


シスターの説明に、知実は疑問に思った。


「えっと……イネさんはどうなるのでしょうか? あのキメラ獣人は自身のみの力で神へと至ったみたいですが……」


その言葉を聞いて、シスターは苦虫を噛むような表情で答える。


「あんなのは異端の神です……奴はどうにかして自身のみで異端の神へと進化を遂げました……しかし神に認められない者は全てに災いを齎す悪へと変貌します……その為知実様には正常な進化を遂げて頂き、神になって頂きたいのです……」


リューイは、腹を抱えて嗤う。


「それって差別じゃね?」

「黙りなさい……この淫売女……その派手な格好でどれだけの男を色欲に連れ込みましたか」

「ああ! 私が穢れた女って言いたいわけ?」


二人は事あるごとに、喧嘩を始める。


「お! 落ち着いてください! 今は知実が神になる方法を模索している最中でしょう!」

「!! そうでした! 今はこんなのに構っている暇なんてありません!!」

「ああ?」


リューイは、怒りを露わにするが、それでも耐える。


「まあいいや……知実ちゃんの神様計画が成功すれば私は再び必要になるでしょうし」

「フン、貴方なんかが必要になる事はありません! 分を弁えなさい!」

「へーい……」


不貞腐れながらも、リューイは話を聞く。


「その為の教会は私に伝手があります……聖女様の神様への進化! 必ず見なければ!!」

「そう……ですね……でも!! 私も覚悟はある!!」


ウィリアムは、何か言いたげであったが、それでもこの国の将来を選んだ。


「私は魔法騎士……その為に……」

「ラスネス」


知実は、リザルの戦いを止めるべくラスネスを心配する。


「大丈夫よ、ラスネスだってあなたが神になれば助けられる!」

「!! はい!!」


知実は、シスターの言葉を鵜呑みにする。


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